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2020.08.20ブログ

笙・篳篥・龍笛、ぶっちゃけどれが一番難しい?



こんにちは。山口です。

今日のお話は笙・篳篥・龍笛はぶっちゃけどれが一番難しい?という賛否両論な

お題でお話をしていきたいと思います。

というのも最近オケイコガガクや狹山とお寺で雅楽体験でめーっちゃ聞かれる!

「どれが一番難しいんですか?」

これ聞かれると少々困ることがあるんですが、これは山口の観点、

山口からすれば、

一番難しいのは「篳篥」、次に難しいのは「龍笛」、最後に「笙」

というのが僕の結論です。

こんなこといったら笙の人に怒られる!

ただしこれは僕の結論ですから一概ではないですよ!

僕は三管できるからというところも踏まえた上ではこういう順番になるわけです。

じゃあなんで一番が篳篥難しいのか?これを各楽器の特性もとらえながら

おはなししていきたいと思います。

1, 笙の難しいところ


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とはいえ、結論から言うと笙はちょー奥深い!

音を鳴らすとかその辺の面を見れば正直どの楽器よりも

簡単にならすことができる、

これはかなりおおきいメリットだったりしますし、

なんし音程がもうきまっている分、

正直音程をとるという試練がないのは正直大きいですね。

実際、笙奏者の人は唱歌の時聞いたらわかるんですが、

たまにめーっちゃ音痴な人普通にいます、

それくらい、音程に苦しむことはないのです、

かといって簡単かといったやっぱり難しいんですよね。

まず手移り、指移りの仕方は度の楽器をみても一番複雑で、

このギターのコードのような感じで演奏していかないと

いけないのはかなりの至難の業です。

そのコードを覚えるだけでも大変な+、

手移りのタイミングというのもちゃんとした決まりもあるので、

ここがかなり難関な部分だったりします。

それに吸うとはくをかえる息替という奏法もあれば、

4拍目から1拍目に手移りを入れるインジャのタイミング、

3,4拍目のハリを入れるときのハリ方、2拍2拍で息替するおぜ吹きなど、

覚えたらかなりおもしろいんですがこれを体で

覚えて演奏するまでがかなりの時間を要します。

それに他の楽器と根本的にちがうのが音取や調子、大体曲とかは合竹とよばれる
6つの音を鳴らす奏法しか出てきませんが、

1本の音だけでならす単竹をしたり、

 

2本3本だけ鳴らすところにあったり、特殊な合竹があったりもするので、こ

の辺を覚えるのがかなり難しかったりします。

特にインジャのタイミングやハリ方に関しては、

教える先生によってまちまちすぎて全然違いますし

普通に吹くレベルでやる程度であれば正直一番簡単!

と言うこともできるのですが、

正直この楽器は奏者によって吹き方が一番個人差がでる楽器なので、

一概に一番簡単とは言えないところはここにあります。

雅楽は特に4拍目~1拍目がのびると言う特性がある分、

余計に笙の技量がわかるところがここだったりするので、

そういう点からすれば篳篥より難しいかもしれない

観点もあるところが非常に悩みどころだったりもするんですね。

YouTubeでも、笙の魅力を語っております!


 

2, 篳篥の難しいところ


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篳篥の難しいところは多分どなたも一番ここって言われたら、

「音程」をとるところ、ここが非常に永遠の課題というくらい難しいです。

なんし篳篥は音程が不安定とかいうレベルじゃない。

もう同じ指で何音変わるんだよっていうくらい不安定なので、

もうこれをマスターするところがまず至難のわざです。

それに加え奏法として出てくるのが塩梅と折指とめぐり、

この3つの奏法を上手く吹けるようになるのにもかなりの時間を要します、

最初の一年で習得するのがかなり難しい!

これに加えて曲を引っ張っていく役割もあるわけですから、

主体的に演奏していく技量をもたないと行けない部分を踏まえると、

篳篥が一番難しいわけですね。

+、リードの問題もあります。

篳篥はリードで全く演奏が変わってしまうと言う

恐ろしい側面をもっているんですね。

昨日まで演奏できていたのに、

次の日になったらそのリードが急にだめになって、

新しいリードはまだ全然ならない状態で・・・・

てなるともう最悪ですね。

本番までにそのリードをいかに本調子にもっていけるか?

この部分も篳篥奏者としては大変悩ましい問題になるため、

そういった観点を踏まえた上でも、

篳篥が一番難しいということができるでしょう。


 

3, 龍笛の難しいところ


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龍笛の難しいところはやはり音を鳴らすところ、ここが大きいでしょう。

高い音の「責」と低い音の「和」のならす度合いが非常に難しく、

よりいい音をならすという点でもかなり

個人差が大きく出てしまう楽器であることが確かです。

指移り他の楽器に比べて早い部分も多く出てくるため、

うまいこと回したり音の大文字小文字の演奏の仕方を

変えないといけない点も踏まえると、

この楽器も難しい部分が多いわけですね。

何と言ってもかけ吹き、

これはある程度経験をもっていないとタイミングに戸惑うところが多いわけです。

後龍笛と言えばなんといっても音頭、

曲の最初を1人で吹くという使命があります。

曲の立ち上がりを左右する楽器であるからこそ、篳篥ほどではないにせよ、

ある程度の技量がないと演奏できない楽器なのは間違いないです。

それに加えて、龍笛は龍笛だけを使わない問題もありますね。

はい、高麗笛(こまぶえ)・神楽笛(かぐらぶえ)ですね。

同じ横笛とはいえ、もう全然息の入れ方や口がちがうんですよね。

龍笛やっている人は多分うなずいてくれるかと思いますが

はじめて高麗笛で音を鳴らそうとするときなんか、

全然音がならないんですよ。

え!?全然吹き方がちがう!?

いい音を鳴らそうとなると更に時間を要して

練習をしないとなってくれない。

で結構なれないもので、

最初は高麗笛吹いた後は龍笛が全然吹けなくなったり

苦戦しますし、何より音程。

高麗笛はピッチが龍笛より高いため、

相当音感がないと高麗笛吹いた後の龍笛の音程はうわづりやすくなります。

もちろん練習していったら慣れては来ますが、

最初はここに苦戦するでしょう。


はい、という感じで各楽器の難しいところを列挙していきましたが、

4, 総括したらなぜ篳篥?


なぜ篳篥なのか?これを話していこうと思います。

これはやはり一番はリードの部分は大きいです。

龍笛はメンテナンスは一番簡単ですし、

笙はまあ洗い替えとかややこしいものはありますが、

調律・洗い替えさえきっちりしておけばそこまで問題ありません。

が、篳篥のリードは使っていないとか、様々な理由で調子が左右されやすい楽器なんですね。

で後、篳篥奏者の悩みとして、

他の楽器というのは毎日練習しなくても、

あんまり演奏にそこまで影響が出ることがそこまで大きくなりませんが、

篳篥は練習していないと、全然吹けなくなります・・・・

実際山口は高校を卒業してから篳篥を全然吹いていませんでした。

復帰したのが多分一昨年の6月とかくらいから定期的に

吹くようになりましたが

その時ってもう全然吹けなくなっていたんです。

なんし10年ぶりくらい、まあもちろんその間に何度か吹いたりしたこともありましたが、

もう吹けなさに絶望して何回も篳篥やり直すのを挫折するくらい、音が全然鳴らないんですよね。

ならないだけだったらいいんですが、

もう5行の曲ですら最後まで吹ききれないくらい

口がへばってしまって演奏にならなくなるんですよね・・・

今は何曲か吹けるところまで口が回復しましたが、

一昨年やり直したときも何曲も吹ききる力が全然なかったので、

もう復帰したときはめっちゃ苦労したのを覚えています・・・

今でも、一週間吹いていなかったらへばったりすることも多々あります。

それくらい、

ちゃんと練習をしておかないと全然吹けなくなったりするので、

定期的に練習を重ねるようにしているんですね。

もうこういうリードとか口が戻る側面を考えたときに、

篳篥は常に自分の実力を維持するだけで精一杯なくらい、

奥が深く難しい楽器なんですね。

龍笛は目眩する程度で、

笙は鼻が抜けて吹けなくなることもありますが、

篳篥ほどきつくはないんですね。

こういう言葉もあるんですね。

上達するのに笙3年・龍笛7年・篳篥一生

もう篳篥だけ難しさ全然違うってのがわかりますよね・・・

それに加えて、僕が知っている演奏者の中でも龍笛が上手いとか言う人は

その辺にたくさんいるのに、

篳篥って上手い人を探すだけでなかなか見つからないんですよね・・・

吹ける人口は多いんですが、

上手いっていえる人は少ないのは、こういう側面が強いからでしょうね。

というかんじで本日のまとめです。

1, 笙は手移り・インジャ・ハリ・息替・おぜ吹きなど
2, 篳篥は音程・メル・塩梅・めぐり・折指・リード
3, 龍笛は音の出し方・かけ吹き・回し方・指移り
4, 結論!篳篥が一番難しい


というかんじで、本日もありがとうございます。

また、山口創一郎は、初めての人向けの雅楽体験教室なんかを
大阪市内・奈良市・大阪狭山市などで展開しております!








それ以外にもお稽古もHPにていつでも受付けておりますので、是非またお稽古したい!という方、体験したいです!という要望がありましたらお問い合わせ下さい。

それでは本日はここまで! ご静聴。ありがとうございました!

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