
- 「陽雅会」
- Joyous Gagaku
2021年より新たな雅楽団体を結成させていただきました。
その名も「陽雅会」
雅楽は、未だに「敷居が高い」であったり、
「関わりにくい」「知らない」
こうイメージされる方も多いかもしれません。
そして、「神社やお寺、新興宗教の祭儀で使われている」
これくらいでしか認識していない人も多く、
各団体や人間関係などの派閥的・閉塞的なものも現在でも存在します。
「正しい雅楽」
というものを追求するあまり、
「自分らの雅楽が一番!」
と勘違いしてしまい、
団体以外で活動したらバッシングされ、
誰か別の人と関わっているだけで謎に警戒され、
常にメンバー同士が疑心暗鬼に監視し合う状況というものも、
あったともお聞きします。
変な噂が流され、その人自身はものすごくいい人なのに
よくわからない偏見が生まれたり、
隣の会の人と仲が悪い。
組織の人間とウマが合わない。
これを見ている方の中でもそんな環境におられる方も多くいるでしょう。
そして、日本的な社会システムは雅楽の世界では根強く残っている
「世襲制」
「年功序列」
実力関係なく、血筋ややっている年数が長い・年長者という理由だけで
重宝される謎の序列と
若手は実力があっても下働きをしないといけないシステム。
自分より実力がない方を媚びないといけない残酷さ。
「男尊女卑」
男性に生まれたというだけで優遇され、
女性はそのしきたりに従わざるおえない状況が現在でも残っています。
「女性は舞人として舞台には立つことができない」
「女性だと奉納・奉仕することができない決まりがある。」
こんなルールを踏襲しているところも現在でもあるでしょう。
しかし、そのような状況では雅楽という音楽が次世代に伝わっていくことは愚か、
時代とともに風化されていく音楽になりかねない状況だったりもします。
そして、日本全体にはびこる少子高齢化、
それによる若者の〇〇離れ、
「雅楽離れ」も当てはまる一つでしょう。
私たち陽雅会は、そんな状況の中で
「本当の真の陽気な雅楽会を作れないか??」
年齢・宗教・派閥・団体
そのようなもの関係なく、
今いるメンバーの吹き方であったり、
〇〇だからという偏見はなく、
ちゃんと目の前で会って、関わって
全員を1人の人間として、扱っていく。
そして、「正しい雅楽」の追求はするものの、
「必ずしもそうはならない雅楽」
すなわち、メンバー同士お互いが新しい
価値観を生み出せる雅楽というものを目指しています。
現在、メンバーは小学生から30代と、
雅楽団体の中では驚くほどの若い世代で構成して演奏活動・練習などをしております。
特に一人ひとりがスポットライトにあたることはもちろんのこと、
これまで雅楽というものがお堅い音楽、という印象を振り払う。
カジュアルに、尚且つわかりやすく、
いい空気・いい環境でできる雅楽というものを第一に
練習会や演奏会を企画させていただいております。
〇陽雅会 阪口楼で雅楽演奏会
・2か月に1回開催予定(開催日時未定)
・16:00開始 17:30終了
詳しくは下記ページをご参照ください↓↓
2月に1回の陽雅会主催演奏会「貴族たちの宴」 | 雅楽演奏家・講師 山口創一郎の雅楽教室 (sougagaku.com)