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2022.12.21これからの雅楽

「素」で関わる「雅楽」の領域の形成

「雅楽って面白い!楽しい!を伝える」

 

こんにちは。

雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。



 

今年はなんだかんだ忙しく、

10月にはさやま雅楽祭を無事に終え、



11月・12月もお稽古などうんぬん、

来年の仕込みなど

色んな事を取り組んでいる間に

気づけば12月・・・

 

2022年が終わろうとしています。

 

山口自身は2020年から雅楽で独立し、

今年で3年目を迎え、

大阪南部の方で細々と雅楽で飯を食っていますが

(一時はYouTubeで目立ちすぎましたがw)

 

独立したての頃と独立した後で

変わったことがふとあったんですね。

 

それは・・・

 

自分自身が「素」でいれているかいれていないか??


 

特に雅楽にしても何をやるにしてもですが、

現代社会で生きていく上で

「素」を出して生きていける環境って

どこを探しても見当たらないと思います。

 

僕自身も、雅楽で飯を食う前は

大学時代にしても、

宗教法人勤務時代にしても、

ビジネスホテルで夜勤していた時にしても

某ペンギンマークのディスカウントストアのレジ打ちと

演奏活動をしていた時にしても、

 

そんなに「素」を出して雅楽にしても、

毎日を過ごしていたかというと

そうでもなかったんですね。

 

むしろ、大学の部活動や

卒業後携わっていた雅楽団体、

今関わっている雅楽関係のところにしても

 

「自分じゃない自分」

 

というものを演じていた。

特に大学・法人勤務時代は

表面上では誰とでも仲良くなれても

 

本当に腹の底まで打ち明けられる人がいたか??

といえば、そうでもなく。

周りに合わせすぎていたり、

目上の人などにも

全くモノが言えないほど

めちゃくちゃ臆病な自分が存在しました。

 

それを抱え込んだまま、

どこかでずっと「違和感」というものを

もったまま、

人に本当の自分というものをさらけ出せず、

過ごしていた時期がありました。

 

元々は大学・法人勤務時代から持っていた違和感、

それは

 

「雅楽をそこまで本気でやって何になるか??」

 

「世襲によって決められた階級がある

世の中っておかしくないか??(宗教上)」

 

「何で能力が低い魅力のないおっさん相手に

 そこまでぺこぺこしないといけないのか??(笑)」

 

若さゆえだったかもしれません。

とはいえ、たくさんの不平不満が自分の中にはあるものの、

自分が将来的にどうなりたいのか??

 

そういうことも誰にも言えなかった時期というのが

あった数年間というのが、

ずーっと続きました。

 

後に色々と雅楽界の情報を聞くようになっていき、

それでもなお知っていけば知っていくほど、

自分が求めているところとの乖離、

 

そこにはまっていけばはまっていくだけ、

自分が出せなくなる。

 

そう思い、自分で会を結成したり、

団体には属さず、

今まで培ってきた雅楽の

演奏技量やノウハウ、知識を駆使し、

個人事業をやってきて3年が経ちましたが、

 

この3年で変わったこと


それは、

 

「関わる人が劇的に変わった」


 

ということでした。

 

これは雅楽の業界以外でもあるあるなんですが、

基本的に世の中って

自分自身の職種に近い人間しか会えない

仕組みに自然となっていたりします。

 

サラリーマンの友達は

サラリーマンの率が高いですし、

 

音楽やっている人の友達は

やはり音楽をやっています。

 

逆に言えば、

サラリーマンが経営者と会える機会ってほぼなければ

投資家と会うことだってほとんどないでしょう。

(僕も個人事業主だからか、最近仲いい人は大体経営者か個人事業主だったりw)

 

これは年収も比例していて

自分の仲いい友達5人の年収を合計して割った数値が

自分の年収になる

 

とも言われていますが、

まさにそうで

 

「類は友を呼ぶ」

というのもそういった類でしょう。

 

じゃあ何が変わったのか??

それこそ、自分自身とその人たちとの

「生きている領域が変わった。」

 

それだけなのだと思います。

ここで誤解してほしくないのは

「どっちが上でどっちが下か??」

 

という問題ではなく、

その人が関わっている領域が自分と違っていった。

 

ある意味、潜在的に違う領域に入ったという感覚であって、

それ以上でもそれ以下でもないわけですね。

 

僕が雅楽でやりたいこと、

それは仕事として

「雅楽って面白い!楽しい!」を伝えることであって、

実はそれ以上でもそれ以下でもなかったりします。

 

ただただプロ級に上手くなりたいのであれば、

自分が求めているものがないと思ったのなら

別の場所でやればいいだろうし、

それはそれで、その人が

幸せにいてくれたらそれに越したことはありません。

(基本的に「来るもの拒まず、去る者追わず」ですね。)

 

ただ、こうすれば雅楽って面白い!楽しい!

て思えるきっかけを作り、

 

それを通していかに自分の人生をよくしていくか??

楽しいものに、豊かにできるものにする。

 

雅楽を通して、人間関係や恋愛・夫婦間であったり

歴史や音楽性を知ることによっての

昔の人たちが味わっていた感覚をつかむことで

 

本当の雅楽の「深み」であったり、

人間らしさというものを感じられる

そういったお稽古・演奏を

追求しているといったところなんですね。

(生徒さんのお稽古ではそういった

雅楽と生き方をリンクさせて練習を進めています)

 

そこに上も下もなく、

よくありがちなのが、

「先生」教える側だからといって、完璧ではないわけです。

(山口は日に日に教え方が変わったりしています。笑)

 

とはいえ、先生だからこそ生徒さんと

共に学んでいる姿勢も忘れず、

こちらも生徒さんのレベルを見て、

毎度教え方や指導法も変えていったりもします。

 

お稽古や演奏というのは毎度こちらとしても

「仕事」でもあり、「学び」でもある。

 

だからこそ、お互いが学ぶという姿勢を構築するからこそ、

更によりよい関係が作れ、よりよい人間関係と雅楽ができていく。

 

「この人はこういった性格だから、

こんな感じで音を出して曲を作っていけるようになるかなー??」

 

「この人は楽しんでやりたい派だから、

じゃあどうやって楽しんでもらえるお稽古を作っていこうかなー??」

 

それを生徒さんとのフィードバックを重ねながら

お互いを理解しあうことって大切だと思うんですね。

 

今まではそれが一方通行だった。

日本の古風な文化でいえば

 

「夫婦の中では男が上で女が下」

 

というような文化もあれば

 

「上司(親)のいうことは絶対で、部下(子)は口出しは基本できない」

 

そういった文化が根強かった時代もありました(いまもありますね)

 

特に雅楽は

「講師が言うことが絶対」

という文化が今でも強いわけなので、

 

特に20代の頃は、大学の部活動にせよ

何にせよ、「上のいうことは絶対!」といった文化だと

自分の話をちゃんと聞いてもらえることはほとんどなく、

 

「上の世代の話を一方的に聞く」


というのが常々多かったわけです。

 

これは雅楽のみならず、実家のT教に携わる人も

よくやりがちな手法でした。

 

上の世代の人がいうことは一定で

 

「〇〇に入っておけば安泰や」

「上のいうことを聞いておけば絶対に助かる」

「ここで雅楽をやる以外に道はない」

「先生に習った通りに吹くことが大事」

 

そういった、世襲上下関係の世界が常であり

年功序列文化というものが根付いていたのが

これまでの雅楽界全体の領域でした。

(これも別の業界でもあるあるですよね)

 

しかし、時代は変わってきています。

本当にそうなのか??と言われれば

そうじゃない可能性もある。

 

年功序列などうんぬん閉塞的な文化は

歴史を調べると江戸時代の徳川幕府が作り出した

文化(これは長くなるのでまたの機会に)であり、

 

それを明治政府であったり、

宗教団体をはじめ、

国や組織を統治する為に

作り出した虚構(フィクション)

だったりするわけですね。

(それを上手いこと使った結果、

献金などで統〇教会が問題になりましたが・・・w)

 

本来はそうではなかった。

利権というものが絡んで

今の形になっていったのではないか?

と読み取れるわけですね。

 

となれば、本来の形に戻ることが大切になってくる。

 

「習う」の本当の意味とは??

「先生と生徒」との関係とは??

「男」と「女」の関わり方って??

(実は関係ないようで、雅楽を学ぶ上で、ここはめちゃくちゃ相関関係ありますw)

「伝統文化」を習う意義ってなんなのか??

 

それを、共に学び、

そして高め合い、

 

本当の「雅楽って面白い!楽しい!」を伝えられる領域を

作っていくことで

 

関わる人たち皆さんが「素」でいられる

領域が出来上がる。

 

それを雅楽演奏家・講師 山口創一郎及び陽雅会で

体現できる環境を作れたらと思います。

 

長くなりましたが本日はここまで!
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