ブログblog

2022.06.17ブログ

雅楽スランプ

「雅楽って面白い!楽しい!」を伝える

 

こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。

 

先日まで怒涛の大きな演奏ラッシュでした。

 

5月15日には、


大阪・堺にある大鳥大社にての奉納演奏


での蘭陵王の舞人デビュー。

 



 

そしてその次の週の

5月22日は

大阪・堺能楽会館にて開催した自分主宰団体

陽雅会第三回大阪公演~ベトナム伝来の林邑楽~


 



そして先日6月6日には

博雅会第42回東京公演「春暁」


 

 

舞人やれば

鞨鼓たたけば

歌を歌えば

笙を吹けば、

龍笛を吹けばと、

 

色々なことをやりまくる毎日ですが、

 

これだけの楽器や

パートをやっていると

 

ある問題が生じてきます・・・

 

そう!

 

楽器の練習のリソースが足りない


 

はもちろんですが、

 

楽器ごとの口がわからなくなる・・・


 

こういった問題が絶対に出てきます。

 

実は僕自身は雅楽演奏家・講師として現在個人で独立して

 

YouTubeやブログにしても、

お稽古や体験・演奏などで飯を食う生活を

ここ数年で構築していますが、

 

独立すれば、雅楽の練習時間は働いていた時の倍にできる、

そう信じて独立していたのですが、

 

案外個人事業主という自分を経営する立場になると

普通に働いていた時や

バイトの時より練習時間が

確保しづらくなる現象が起こりました。

(他の業種の方に聞いても、これはあるあるなのだとか)

 

バイトや働いているときって、

「この時間は働く時間」

というものが定められているので

 

その時間に働ければ

「それ以外の時間は何をしてもいい」

 

という時間を構築することができます。

 

しかし、

個人事業主(フリーランス)になると話は別です。

 

「どの時間も、働いている」


 

こういった感覚にシフトされていきます。

 

カフェで息抜きしていてもやっていることは

事務作業や雅楽に限らず、

仕事に通じる勉強の時間にあてれば、

 

アニメを見ていときですら、

何かに通ずるものは探し出し、

 

車でお稽古場所に向かう時も音声学習をしたり、

趣味でやっていた練習時間も「仕事」

になっていきます。

 

笙・篳篥・龍笛だけの練習に限らず、

 

昨年からは筝をはじめたり、



 

舞にも手を出してしまい、



 

YouTubeのネタを考えたり、

次の演奏会や事業の企画も作れば

自分自身の目標に向かって研鑽する時間・・・

 

そうやっていくと、

仕事以外は雅楽だけをやっておけばいい

という感覚ではなく、

 

「いかに雅楽を仕事にしていく為の道筋を作っていくのか??」

 

そういったことが毎日頭に浮かび、

なかなか練習の時間にリソースをあてられなくなります。

 

それを2年間やっていく中で、今回一番の問題が生じました。

 

それが

「雅楽スランプ」


 

そう、2022年(正確には2021年春頃から予兆があった)

あたりから龍笛が大スランプに陥りました。



音が鳴らない鳴らない・・・

 

今年に入ってから全く治らず・・・

 

2月・3月と演奏の場や練習等でも周りに言われるばかり。

 

「最近、音鳴ってないねー」

 

いわれなくても、もう自分でもわかりすぎる。

 

しかし、どれだけ口のポイントや吹き方を変えても

 

なるばかりか、ならなくなるばかり。

 

考えるだけ更に迷走し、

 

5月・6月の公演が近づいていく・・・

 

結果、5月の公演でも戻らず

 

猛練習をしても、

 

前日リハーサルでも演者にも

 

「全然なっていないけど、そういう吹き方しているの??」

 

と聞かれるほど本当に今までにない大スランプ状態で

 

本番を臨むことに・・・

 

自分の内心は

 

「これはもう演奏会出演するのクビになるレベルだな・・・」

 

マジでそう思うほど自分でも絶望するような

音しか出せていないことに

 

とはいえ、今回は一曲音頭もあたっており、

 

ソロで演奏するから、ごまかしも効かない状況。

それでも、本番から逃げることはできない・・・

 

もう、心の中は

「今日でこの会、クビになってもいいからやり切ろう」

 

そういった覚悟をもって臨む本番。

 

「とりあえず音がならなくてもいい。やりきれ!」

 

結果は音がならず、ボロボロ。

終わってからの打ち上げでも主宰の人に

 

「どうしたんや??緊張したのか??」

 

と聞かれたので

 

「今年はいってから大スランプに陥りました。」

 

と正直にお伝えしたら

 

「俺も最近スランプだったけど、こうやったらなおったぞ!!」

 

!?

 

それで治るのか??ていう印象でしたが、

 

演奏会が終わって翌日に試してみると・・・

 

「ん??」

スランプが治っていたんですねー。

 

「え??そんなこと??」

 

「もっと早く知りたかった・・・」

 

とはいえ、人生で一番大きなスランプを乗り越えられそうで

 

ある種この期間、自分にとっての

大きな教訓となったことは確かです。

 

(理由を知りたい方はお問い合わせくださいw)

 

これはとあるビジネスのオンラインセミナーなどでも

学んだことですが

 

「どれだけすごい・偉大だと言われている人の中って、

意外と人間らしいところがある。」

 

ということです。

 

僕自身もはっきり言えば天才でもなく、

凡人な訳ですが、

(三管吹けても、三つとも飛び抜けてうまいわけではない)

 

凡人だからとか天才だからといって

調子が悪い時もいい時も

 

スランプになる時もある訳です。

 

とはいえ、それに甘えるつもりは毛頭なく、

 

このスランプを機に、更に雅楽にも

 

雅楽を仕事にしていくことももちろんですが

 

自己成長を求め、毎日お稽古や演奏・練習に励みたいところです。

 

いやー、次に向けてリベンジを果たしたいこの頃ですね!

 

久々のブログらしいブログでしたとさ。

 

今後も人間らしく、雅楽の面白さ・楽しさを伝える

活動を進めてまいります。

 

本日はここまで!
SHARE
シェアする

ご予約

 webからのご予約承っております。