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2022.01.19ブログ

やりたいことをやる為にはやりたくないことをやるしかない。

「雅楽って面白い!楽しい!」を伝える。

 

こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。

 

突然ですが、皆さんはやりたいことってあるでしょうか??

 

若い世代の中には

「やりたいことがない・わからない」という人が

多くいるとよくお聞きします。

 

僕も大学で部活辞めた後は

一度やりたいことがわからなくなったものの、

 

結果的に「雅楽」というやりたいことを続け、

 

現在は自分自身の使命として仕事としても

 

させていただけるところまで持っていけました。

 

とはいえ、最近のビジネス本や自己啓発本には

 

このようなことが書いてあったりします。

 
やりたいことをやるのではなくて、やるべきことをやっていくことが、後にやりたいことをできる近道になる。

 

この言葉を聞いたときに、

ハッとさせられることがあります。

 

僕は雅楽を仕事にする為に、

 

ある種

 

「魂を売る」

 

すなわち、

実は今でも

 

「やりたくないこと」

 

をやっていたりもします。

 

それはどういうことか??

 

元々、笙・篳篥・龍笛全部が演奏できる

 

プレイヤーではありませんでした。

 

むしろ、4年前、雅楽を仕事にしていこうと

 

夜勤をしながら演奏活動をしていた頃、

 

まだその頃は「龍笛」「打ち物」しか

 

プレイヤーとして活動していませんでした。

 

そして僕自身も、龍笛奏者として雅楽を仕事にしていく。

 

そう志してもいた自分がいました。

 

しかし、雅楽をやっている人ならわかると思いますが、

 

「龍笛」って雅楽の中で一番人気がある

 

楽器だったりもします。

 

大学の部活のOBの中でも、

 

龍笛は一番人数が多く、

 

何かしら演奏依頼を受けても

 

大抵僕は「打ち物」でしか当ててもらえませんでした。

(+当時は鞨鼓をたたける人がほとんどいなかった)



↑鞨鼓をたたいているのが山口

 

次第に打ち物をたたくことに飽きてきたわけですが・・・

 

とはいえ、自分自身も龍笛吹き、

 

龍笛吹きはプライドが高いことも特徴的ですが、笑

 

挙句の果てに、

自分で会を作り龍笛を吹いたり、

演奏現場で鞨鼓を別の人に代わってもらい、

 

自分が龍笛吹きたい!と申し出るほど、

 

龍笛吹きたい欲が止まらなかった時期でもありました。

 

とはいえ、やっていくごとに自分の立ち位置が

 

難しくなります。

 

龍笛は供給過多状態なので僕が吹く必要はなければ、

 

打ち物も最悪自分いなくても何とかなる状況。

 

それでも僕は雅楽を仕事に続けるためにどうしようか??

 

考え、

 

最終出した結論が

 

「自分がやりたいとは思わないけど、別の楽器に挑戦してみよう!」

 

そこから高校以降練習をろくにしていなかった篳篥と

 

鳳笙の練習を始めだしました。

 

当時、とある演奏で携わっていた際、

 

龍笛は打ち物を埋めるほど人がいるのに

 

鳳笙と篳篥が全くいませんでした。

 

いてどっちも1,2人。

 

これではその人が休んだら演奏が成立しなくなる。

 

そんな状況だったので、その枠に入れたら自分は

 

龍笛や打ち物じゃなくても出られる!

 

必死に仕事終わりや時間の合間に

 

篳篥と笙の練習を始めました。

 

篳篥は当時色んな練習会に顔を出し、

 

そこで実践的に吹く練習を。

 

笙も自分が開催してた練習会などで

 

メンバーに質問攻めを毎度して

 

両方とも、一から習ったりもしていきました。

 

自宅でも音源と合わせてひたすら練習をし、

 

次の年から篳篥が人がいなくなり、

 

自分が篳篥を演奏するようになりました。



こんどは篳篥は数人吹ける人が現れ

 

笙がいなくなるとのことだったので、

 

メンバーを決める担当のT君から

 

「この日から笙に入ってほしい!」

 

とのことだったので、笙も合間にひたすら練習!

 

結果、笙でも出演することになっていくわけです。

 



そうこうと演奏機会が増えていき、

 

いつしか三管ともに演奏できるマルチプレイヤーに

 

いつの間にかなっていたわけです。笑

 

そうしていくうちに

 

いつしか龍笛奏者になるんだ!という

 

固着した夢がなくなり、

 

「雅楽を仕事に!」

 

という広い目標へと変貌していきました。

 

(それがいつしか「雅楽って面白い!楽しい!」を伝えるに変貌w)

 

最初はただただ龍笛奏者としてやっていきましたが、

 

それでは仕事にはならなかった。

 

だから色んな楽器をできるようになればと思い、

 

ある種雅楽を仕事にはしたかったけど、

 

別に篳篥と笙を演奏できるマルチプレイヤーに

 

なりたかったといえばそうでもない。

 

しかし、それが本質なのかもしれません。

 

世の中には需要と供給があり、

 

現在供給過多になっている分野はたくさんあったりします。

 

例えば音楽でいえば「奏者・アーティスト」

 

毎年芸大や音大で卒業する人はいるものの、

 

それで食っていける人は限られている。

 

芸大や音大の卒業生の5割は卒業から三年後、

 

行方不明になるといわれています。笑


 

雅楽だって実際は一つの楽器というカテゴリでみれば

「供給過多」です。

 

とはいっても、視点を変えて戦略を練れば

 

芸大や団体に入っていなくても

 

供給過多でも戦えるようになります。

 

それが、「誰もしていない分野を狙う」

 

僕の場合は「三管演奏できる」が

誰もそこまでやっていなかった分野でした。

 

それが自分のやりたいことなのかそうじゃないかは別として

 

やりたいことの中で、

 

やりたくないことをやるのが実は

正解だったりもするわけです。

 

実はYouTubeも同じで、

 


僕は個人的にいえば、YouTubeは

 

やりたくなかったというのが本音です。笑

 

カメラ撮るのもそこまで好きじゃないし、

 

ましてやビデオで自分の顔撮って演奏したり、

 

話すというのは

 

当に一番したくない分野だったのです。

 

これは冗談抜きで。

 

でもこれをやらなければ自分自身を演奏家・講師

 

としての活動はついえてしまう。

 

特に2020年4月以降はコロナで仕事が

全くなくなった時期でした。

 

だからこそ、

もうなりふり構っている暇はありませんでした。

 

やりたいか??やりたくないか??

 

そんなことを考えている暇はありませんでした。

 

「やる!!」


 

それしか選択肢がなかったのです。

 

思えば、篳篥や笙を練習しだした時も

そんな気持ちでした。

 

やりたい・やりたくないという枠を越えて

「やる!」

 

が自然と出てきたから、

 

今があるんだとも思います。

 

そして昨年からは新たに筝と舞も始めました。



これにしても、やりたいかやりたくないかでいうと、

 

「やりたくはなかった」

 

というのが本音で

 

特に舞に関しては、高校時代は

 

極度な運動・ダンス音痴で四苦八苦してたほど

 

舞を拒んでいました。

 

しかし、どちらも仕事にしていく上では教養として

 

必要になれば、

 

団体を立ち上げた際に

 

団体としてやっていきたいことを遂行する上で

 

舞えないと、筝を弾けないといけない状況に

 

陥ってしまいました。

 

特に左舞を舞える人が現在も少なく、

 

筝も数名しかできない状況。

 

もう慣れましたが・・・笑

 

要は、やりたいことをやるためには、

 

やりたくないことも必要

 

だということです。

 

特に会などをやっていると、

 

自分がその分野をできるようになると、

 

自然とほかのメンバーも

 

その分野ができるようになってくる。

 

という流れができあがりました。

(おかげで演奏会で笙・篳篥・龍笛吹く機会減ったw)

 

自分自身も、今の環境ってどれを振り返っても

本当にこうなるなんて思ってもいなかった

というのが本音で

 

今後も、恐らく自分の使命である雅楽を伝える上で、

 

やりたいかやりたくないかの領域を越えた

 

「やるべきこと」


 

が増えていくだろうなと毎日ひしひしと感じています。笑

 

これは雅楽には限らないですが・・・

 

やりたくないことが自分の課題にならざる

おえないときがくる。

 

それをしゃあなしでやるのか??志をもってやるのか??

 

これで人生の行方を左右するといっても過言ではなと思う今日この頃です。

 

本日はここまで!

 
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