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2022.01.04これからの雅楽

「昭和」と「平成」生まれの共存が鍵になる理由。

「雅楽って面白い!楽しい!を伝える」

 

こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。

 

今日のお題は非常に深いし、

 

めちゃくちゃ今後の時代には重要なことだと思ったので、動画にさせていただきました。

 

「昭和」と「平成」生まれの共存が鍵になる理由。


 

突然ですがみなさんは昭和生まれでしょうか??平成生まれでしょうか??

 

僕は根っからの「平成」生まれです。

 

「平成」生まれというのは社会人になってから

よく言われた言葉がありました。

 

「ゆとり世代」


 

ゆとり教育によって育ったからそう言われ、

「根性がない」だの「メンタルが弱い」だの、

 

社会に出てさまざまなことを言われ育った世代こそ

この世代ともいうべきでしょう。

 

なんで今日はこれをテーマにして話をしようと思ったのか??

 

僕はだいぶ前からこれはやばいと思っていることがあります。

 

それは、雅楽という音楽をやっていく中で、

 

若い世代が少ないという事実です。

 

というより、最近はどこかしらの雅楽以外の団体や会社であったり、

そういうところでさえも若い世代がいないということを耳にします。

 

もちろんこれは少子高齢化というものも少なからずは影響していることは間違いありません。

 

しかしその割には少なすぎると思うこともしばしばあります。

 

雅楽を活発に取り組んでいる神社やお寺・

そして宗教団体なんかでも、

 

若い世代が雅楽のみならず、

 

組織や教団から離れている人が多いと言うことも多くお聞きしたりします。

 

先日、他団体で雅楽をされている方などと話す機会があり、

色々と情報交換している中で知りましたが、

 

若手と呼ばれる人でも年齢で言えば34歳以上しかいないというところも今では当たり前となってきました。

 

34歳以上と聞くと、これはどういう意味を示すのか??

 

「昭和世代」しかいないということなんです。

 

今、平成元年生まれでも33歳までしかいません。

 

おそらくその団体のみならず、

現在雅楽団体に属している人というのは9割以上が「昭和世代」しかいないことがほとんどだということです。

 

流石に「大正世代」はもういないにせよ、

ほぼほぼ昭和生まれで占めている状況な訳です。

 

別に昭和世代ということ自体を否定しているわけではありません。

 

昭和世代の方々のよさももちろん多くあります。

 

体力は下がるとは言えど、茶道で言う「わび・さび」のという言葉のような

 

年長者になるからこその楽器の技量の高さややってきた

 

忍耐力や経験というものは

 

見習わなければなりません。

 

とはいえそのような世代の方ばかりになってしまうと、

 

考え方がただただ古いだけになってしまうという問題があります。

 

物事を考えるスピード感もなければ、

変化を嫌がる傾向が強くなっていくため

 

今いるメンバーの居心地が良いものだけになるでしょう。

 

年功序列による弊害であったり、女性が活躍する場は少なく、

大抵が年輩の男性主体のところが必然的に多くなり、

 

これは雅楽のみならず、

日本全体が「おじさん化」に拍車をかけるきっかけになっていくでしょう。

 

これは学校の部活動など、

学生しかいない環境でも大いに影響してきます。

 

なんだかんだ言って、学校の部活動の空気感を作っていくのは

学生だけではなく、顧問の先生であったり、OBや講師だったりもするでしょう。

 

ここにいままで通りの年功序列などを踏襲してしまうと、

無意識的にでも昭和世代のあり方が当たり前になってしまいます。

 

そうすると、学生が全員平成世代だとしても、

年齢が上で立場が強い顧問やOB・講師の先生の意見が

どうしても強くなってしまう傾向が拭えなく、

 

「昭和」の空気感が充満し、それに耐えられない・入りにくい環境になって部員不足に陥っているところも多くあったりするでしょう。

 

その上で今後本当に必要になっていくことこそ

「昭和」だけでなく、「平成世代」

空気感を取り入れていくことが重要です。

 

「昭和世代」の人は年功序列であったりが社会のルールがあまりにも

 

当たり前になりすぎた故、

 

下の世代の意見を聞く姿勢を作ることが

苦手な方が多かったりします。

 

反対に僕もそうなんですが、

平成世代というのは上に意見を言いづらい、

面と向かって言うことが苦手にしている人が多かったりしますので、

 

言えずじまいになることもあれば、

昭和世代が当たり前だと思っていることが

当たり前ではない感覚があるわけです。

 

そのような状況下の中、大抵は昭和世代の古いやり方を

踏襲していく結果、

平成世代はその場から離れていき、

 

最終的には昭和世代しか残らず、

全体の高齢化が進んでしまっている傾向が強くあるわけです。

 

僕が個人で雅楽の活動をしているのはもちろんこれは大きな理由です。

昭和世代の古い価値観やルールもそうですし、

 

年功序列の社会で自分が団体で生き残る方法が、

上の世代を媚びることしかできなくなり、

 

40代・50代でようやく好きにできるか?と言われたら普通に考えれば無理で多分60・70まで残らないといけない。

 

継続して同じところでずっとやるって会社員の人でもそうですが、

ものすごいことをされているのが先輩方ではありますが

 

今の時代にそんなに時間、

年月を無駄に使うのは人生と言う可能性があるものを

棒に振るうことになると思うんですね。

 

だからこそこれまで団体に属さずに個人で活動を続けてきたわけですが

 

しかし、だからと言って「平成世代」だけでやれるか??と言えばそれも難しく

 

「若い」だけでできることは限られているのは確かですし、

 

技量はもちろんのこと、経験や社会的信用など踏まえても

 

難しい面が大きくあったりします。

 

だからこそ、「昭和」と「平成」の共存というのは、

令和に入った今だからこそかなり鍵になると思います。

 

自分が主宰している陽雅会という団体も、

非常に気をつけているのは「平成世代」だけでやらないことです。

 

実は前に主宰してた団体はほぼ全員「平成世代」でした。

 

しかしその団体を活動休止にし、

陽雅会を結成してからはそれではいけないと思いましたし、

 

今後相容れないものを融合・共存していく上では同じ若手でも

 

その中でのベテラン・若手、さまざまなメンバーを選出することに意義があると思い

「昭和世代」も少なからず現在も演奏会にも

いれさせていただいています。

 

外で関わる方は昭和世代の方も多くいますし、

 

要は両方を大事にすることが重要だということです。

 

昭和世代のメンバーは平成のメンバーの意見を尊重し、

話しを聞くことも重要であれば

 

反対に今の時代は下から学ぶことってたくさんあると思います。

僕自身も後輩から学んでことって実は多くて

この間のとある講習で全日参加ができなくて、

 

全日出席していた後輩に習った内容を次の日に教えてもらったり、

わからないことも年下だろうがどんどん聞いていきます。

年下が先生ってこともあれば、

 

自分自身もこれまで講師として年上相手に教えることも多いので

 

年は関係なく先輩だろうが同いだろうが後輩でも

師になることだってあります。

 

結果、年上だけでなく、年下からも学べるくらいプライドや

我を無くしていくことが大切なんじゃないかなと思うばかりです。

 

その調和が成り立ってこそ、雅楽にのみならず、

 

さまざまなものが下の世代に伝承ができる

礎になっていくと思うわけです。

 

田口さんという方が訳で書かれた論語の中にも、

陰陽のバランスを取るって本当に重要で

 

どちらかに偏ってしまうよりも、

両方をどのようにバランスを取っていくのかって

本当に大切だと思うばかりです。

 

だからこそ、昭和世代は平成世代との向き合い方は

今後もっと大事にしてほしいし、

 

平成世代は平成世代で、

上の世代の向き合い方というものを少しは考えていく

必要もありますし、

 

ダメなところだったとしても、反面教師として受け止める解釈力を

育むことも大事だなと思うばかりです。

 

要は、お互いの価値観の尊重などが大切になるわけです。

 

今、あなたが関わっている雅楽団体であったり仕事・家庭・

そしてプライベートでの交友関係などでもこれは大きく関係してきます。

 

僕も実家にいる分、平成生まれの「自分」昭和生まれの「親」とは考え方が根本的に違います。

 

同じ環境に住んでいても、時間軸や空気感、

そういうものが時折ぶつかり合うこともありますが

 

これをいかに尊重し合うのか??というところは大きな鍵になります。

 

幸い、うちの親というのは子供に物事や価値観・考え方を強要する親ではないため、

 

お互いにこれは違うであったり、

言い合うことは日常茶飯事に行っていますので

その点は感謝ばかりです。

 

これが今は上の意見を聞くしかどこもできておらず、

今後はいかに下の意見を取り入れて融合させていくのか??

これができることが

平成世代を取り込める礎になると見ています。

 

逆にこれができなければ・・・

残念ながら20年後には50代・60代で若手と言われる恐ろしい組織や団体が出来上がるでしょう。笑

 

ということで、僕も平成世代ということもあることから、

今日は平成世代の意見としてこのような動画を撮らせて頂きましたが

 

自分自身も気をつなければならないことは、20年後には「令和」世代が少なからず関わるようになってきます。

 

その時に、いかに令和世代の人たちを尊重できるのか??

 

年齢が上とか下とかを見境なく、関わっていけるようにしていくことが鍵になります。

 

本日はここまで!

 
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