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2021.12.26これからの雅楽

50歳で雅楽演奏家をやめる!?〜20年前からの引退宣言の理由〜

「雅楽って面白い!楽しい!を伝える」

 

こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。

 

突然ですが、皆さんには将来の夢はあるでしょうか??

 

僕には将来の夢があります。

 

それは何かというと、

 

「50歳で雅楽演奏家をやめる」


 

ことです。

 

!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?


 

いやいやいや、

 

はたから見ればなんで50歳でやめるが夢なのか??

って思う人もいるでしょうし、

 

そもそも50歳って定年よりも10年早い年で演奏家やめるって、

 

この人は何言っているんでしょう??と思う人もいるでしょう。

 

それだったら

 

今やめたらどうなの??

 

という意見も飛んでいてもおかしくないでしょう。

 

とはいえ、僕としてはこれってめちゃめちゃ叶えたいというより、

叶えるべき夢だと思っていて

 

執筆屋あんちゃさんのブログでも、

別のインタビューでもこの話はしたことがあるくらい、

まじで今でもそれに向かって活動を展開しています。

 

「コロナ時代に雅楽演奏家として生きる道。雅楽演奏家 山口創一郎インタビュー」

 

じゃあ何故20年前から引退宣言するのか??を記事にしちゃいます!

 

まず、普通に50歳で引退って考えれば、

 

10年早く現役をやめるようなもの

 

ちまたでは「セミリタイア」という言葉があったり、「fire」と呼ばれる、

 

投資での配当で仕事せずに悠々自適な生活をしたいのか??

 

と思う方もいるかと思いますが、

 

これは、

 

まあないですね。笑


 

僕の持論ですが、人間は仕事を辞めてしまったらまあ、

 

大体の人は人間として腐敗するのが常です。

 

別にお金を稼ぐは悪いとも思っていませんし、

 

むしろそういう経済状況を構築していくことは

人生において大事なので、どんどんするべきですし、

 

老後の資金を貯めることもなんら悪いこととは言い切れません。

 

しかし、老後の資金貯めて50歳でセミリタイヤやfireなんかしてしまったら、

 

オッサン化が進んで終わっている老後

 

が到来する気しかしないと

 

思っていますので、

 

僕は生涯自分が興味あることで、

死ぬまで世の為・人の為になることで働き続けたいと(ええ奴??偽善者??笑)

という気持ちが大きいため、

 

そういった理由で引退をしたいという意味ではありません。

 

そもそも雅楽演奏家・講師になった時点で

お金の為に働くという概念はなくて

 

そっちよりもそれで

 

どれだけの人の人生が豊かになるのか??

 

生き生きできるのか??

 

最近はこれを指標に雅楽を教えたり

体験事業やYouTubeも更新しているので

そこに関してのリタイアは毛頭考えていません。

 

んじゃあなんで50歳で演奏家をやめたいのかというと、

 

大きく2つあります。

 

まず一つ目にあげたいことは、

 

雅楽や日本文化・伝統芸能を次世代に継承を存続


 

させたいからです。

 



 

僕は今、30代ですが、雅楽をやっている人の中では

 

30代って比較的若い方


 

だと思うんですけど、

 

僕からすれば


 

本当の若い世代の人って、


10代の方であったり20代の人



だと思うんですね。


 

でも今雅楽をやっている団体の人たちってどうでしょう??

 

ほとんど「年輩の男性」しかいないのではないでしょうか??


 

40代や50代・60代ならまだしも、

 

政治家のように70代・80代でまだ演奏したり、

 

講師したりしている人も多かったりしますし、

 

ある種既得権益的な側面、少子高齢化も踏まえて

 

いつまでも所属することで起こっている年功序列社会の弊害があれば、

 

そんな人らがのさばっている中で、

 

若い世代が出てこないという事態も多いでしょう。

 

もちろん、それだけ

 

歳を重ねても元気な人が出てきたというのは非常に素晴らしい

 

ことでもありますが、

 

反面、こういう人らが多くなるにつれて雅楽をはじめ、

 

日本文化を継承する人たちや、

日本全体での「おっさん化」が進んでいるのが現実です。

 

おっさん化が進むとどうなってしまうか??

 

「元気」がなくなるんです。


 

「活力」であったり、「魂」が燃えるような情熱、

次の世代を育むパワーがどんどん削がれてしまうのです。

 

先日、雅楽をしている学生さんや知り合いの人などとも話していましたが、

 

本当に若い世代が団体にいないという話をどこかしらでもお聞きさせていただきます。

 

もちろんそれは先のコロナ騒動での自粛も影響はあるでしょう。

 

しかし、1番の問題はそのような雅楽を始めとする伝統芸能界の体質、

 

上の世代が下がいないことを口実にいつまでも現役で居続けてしまう

 

現象に問題があると見ています。

 

生意気なことを少し言うかもしれませんが、

 

下が育たない理由って、

 

間違いなく指導している人の問題であったり、

 

それこそ教育の問題とも言えるでしょう。

 

団体や学校の部活動などに残る上世代の古い慣習を踏襲しようとする

姿勢に問題があるからこそ起こっているかと思います。

 

要は、自分らの過去の栄光を押し付けたりして、

未だに下の世代の意見を全く聞けていない人が多いことにも問題があると思います。

 

実際に今、雅楽部がある高校や大学の部活動というのは危機に直面しています。

最近ではコロナの影響で学校が休みで新入部員の勧誘ができず、

 

現在部員が全くいない学校が多くなってきているとお聞きします。

 

もちろんこれはその前から、

学校の部活動のあり方云々から問題があったこともあるかとは思いますが、

 

その後のする道がないところにも問題があり、

 

学校や団体でのネットワーク・ツテがなく、

卒業したらやる場所がなくて辞めてしまう人が多ければ、

 

関係ない仕事をしてできなくなったり、

仕事に忙殺してできなくなる人も多いでしょう。

 

そもそも、雅楽自体を仕事にする人がいなかったことにも問題があるでしょう。

仕事にできないということは、

「その市場、マーケットが存在しない」、すなわち

「人を幸せにすることができていない文化」になりさがってしまうからです。

 

仕事になるということはそういうもので、

誰かの人生の救いや幸せにつながるからこそ

仕事になると僕は真面目に思っています。

 

そういった意味でも、自分が若いうちから、

若い世代を本気で育てていく姿勢が必要になります。

 

その為に自分自身が若い世代である間に

それ一本で仕事にしていく必要がありましたし、

 

50歳で辞める。と言うことは、

それまでに次世代をしっかりと作り出す。

と言うところにフォーカスができます。

 

そうしなければ引退できませんから。笑


 

そしてやっぱり、僕はSNSで見ていても毎度思うんですが、

 

雅楽の衣装を着るのは年輩のおじさんよりも、

 

女性であったり、若い世代の人に着てもらって演奏している姿の方が

 

間違えなく映えます。

 

聞くに堪えない演奏はあってはならないものの、、

 

見るに堪えないのも虚しさがあります・・・

 

だからこそ自分が狩衣とかを着て映えなくなってくる頃までには

他の若い世代の子達に演奏家という分野を任せて

 

辞められる状況を

 

作りたいとも思いますし、

 

上の世代の既得権益で雅楽をやるんじゃなくて、

 

若い世代を含めた老若男女で

 

もっともっとこの雅楽の面白さ・楽しさや、

 

奥深さを知ってもらえる環境を構築するべきだと思っています。

 

そのためにも、今から雅楽を次の世代に面白い!楽しい!って

伝えられる環境を構築していき、

 

50歳で演奏家を辞めるを目標に日々精進しているといったところです。

 

もう一つの理由としては、これは個人的な理由になりますが

 

僕はどっちかというと、

 

陰キャラだからです。笑


 

いやー、多分意外だと思う人もいると思いますが

 

めっちゃ陰キャラなんですよねー。笑


 

学生時代陰キャラと言われたくなくて過ごしたりした時期もありましたが、

 

本質はやはり陰キャラのままです。笑

 

自分の主催する陽雅会であったり、



 

YouTubeではバンバン人前で話す印象は強い人も多いんですが、

 

自分が喋らなくていい状況ではまあ話しません。笑

 

演奏家としても仕事にしていく為にやっていることですし、

 

一昨年150件も演奏機会をいただいたときはありがたい反面、

 

「なんか違うなー」


 

て感じながら活動を展開していました。

 

今思えば、元々が陰キャラなので、

人前に出て演奏をするより、

 

講師として対面やオンラインで雅楽を教えたり、



教わっている生徒さんが活躍できる場づくりとして

裏方として演奏会を主催したり



そもそも雅楽自体は好きでやっているというより、

 

自分のやるべきことはこれだ!

 

と思って続けている気持ちが強くて

 

普段はお稽古と演奏と自分の練習時間以外の時間は


雅楽はほとんどやりません。笑


 

それ以外はできれば家にこもるかカフェにこもったりして本を読んで勉強したり

 

ブログ書いたり、事務作業したりしておきたいというのが本音だったりします。笑

 

とはいえ、人と関わることは好きな方なので

 

演奏家としての活動には固着せず、

 

主催者としてであったり、

講師としてお稽古をつけたり、

体験事業を中心に将来的にはやっていけたらと思っています。

 

でも一つだけ演奏家としてやりたいことを挙げるとしたら

 

「リサイタル」


 

です。

 

人生のうちに経験できることはなんでもやりたいなと思うわけですね。

 

それ以外は「雅楽って面白い!楽しい!を伝える」するために、

 

次世代を育て、人と関わる中での雅楽を通しての人生を+にできる

 

活動をして生きたいですし、

 

と、今日は自分のストーリーとなってしまいましたが、

皆さんも将来、仕事にしても、雅楽にしてもどうなるか目標を見据え、

共に毎日頑張っていきましょう!

 

本日はここまで!
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