2021.12.08ブログ
雅楽の楽器でわかる!?各楽器奏者の奏者の性格の特徴とは??
「雅楽って面白い!楽しい!を伝える」
こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。
今日のお題は、非常に面白いですね!
もう性格パーソナリティ診断が楽器ごとでできてもおかしくない!?
そんなお話をしていきましょう。
僕は雅楽をかれこれ20年やっていますが、
やっぱりね、やっていってすごくわかるんですが
雅楽って楽器ごとに性格が出てくるところも、
一つ面白いことだったりするんですね。
今日お話しすることは当たっている!て人もいるでしょうし、
「俺はそうじゃねえぞ!」って思う人もおそらくいるでしょう。
しかし、やはり楽器によって傾向というものはどうしても
出てくるのが世の常です
楽器に限らず、職業なんかでもそういう傾向というものが
多かれ出てくるものだと思えば、その通りだと思います。
本日はそんな、雅楽の楽器である「鳳笙」「篳篥」「龍笛」の
三つの楽器をやっている人の性格の特徴、
これを僕なりに徹底検証をしていこうと思います。
というわけでまずは鳳笙からいきましょう!
曲の流れを作り、ハーモニー、伴奏を奏でることが役割になります。
とはいえこの鳳笙って楽器、ぶっちゃけていっちゃいますが、
実は笙をやっている人以外は、
あんまり上手いか下手か分かりにくい楽器、
というよりいんじゃと呼ばれるポイント以外は
基本的に篳篥の人も、龍笛の人ですらよくわかっていないといいうのが実情です。
その関係なのか、結構合奏練習の後の共有の時間などでも、
少し空気感が違ったりするのがこの楽器なのではないでしょうか??
そういった意味でも、鳳笙の人というのは一言で言うと、
「わからないことを更にこだわって追求してしまう」
そのようなこだわりが強い、マニアックなことが好きな人が多い傾向があります。
お笑い芸人のカニササレアヤコさんがおられると思いますが、
あの方がやっている芸も「細かすぎて伝わらないモノマネ」です。
要は人に伝わらないことを奥深く追求する精神をお持ちの方が多く、
自分の中での美学であったり、ユニークさであったり、
そういうメンタルティを持っている方が多い楽器だったりするのも
鳳笙をされている方の特徴的な部分です。
自分自身の世界というものを強く持っており、
人によっては「何考えているかわからない」タイプの人も
意外に多かったり。
女性の奏者で笙をされている方というのは、
他の楽器を見ても多かったりしますが、
その分繊細さであったり、感情的な部分というものを
演奏に出す方が多かったりすれば、
他の楽器と比べれば「雑談」をする、
人と話すのが好きな人が多かったりするのもこの楽器です。
何し電気コンロで温める時間がある分、
他の楽器が音だしをやっている最中は、
常に隣の人とおしゃべりをする時間が多くなるゆえ、
そういった意味でも、
「男性」よりは比較的話すことが好きな「女性」の方が多くなる
ことも、頷けるでしょう。
ある種、論理的というよりかは感性がきめ細かに、
そして自分自身の基準、世界がはっきりとしている分、
周りの楽器には理解されないような雅楽に対しての価値観を持っている方が多かったりするのもこの楽器だったりもします。
特に他管の人が気をつけて欲しいことは、
わからないからといって
あんまり無視をせずに、
わからないなりに笙のことを理解してあげる姿勢というものが重要です。
合奏では笙を置いてけぼりにして演奏の修正を行いやすくなりがちですが、
笙も自分なりにこうやりたいと意見を持っている方は多いですので、
しっかりと耳を傾けることが大切なのかもしれませんね。
篳篥は曲の主旋律、引っ張っていく役割を担う楽器です。
まあ、引っ張っていくというともう大体これだけで察しがつくかもしれませんが、
マイペースで曲を進めていける故、
自分自身が突っ走って走っていく人が多かったり、
逆も然り、全体の演奏を背負うプレッシャーから、
全く主体的になれない人も中にはおられたりします。
意外にここは二通りに分かれることが多いですが、
イケイケな自己中篳篥奏者は周りを見ずにガンガン演奏していく。
これは意外に、普段もの静かにしている篳篥奏者でさえ、
演奏になると顔つきが変わり、
自分が思い通りに演奏できなければフラストレーションが溜まり、
周りに当たってしまう人も時たまお見かけします。
逆に繊細さん篳篥奏者の方は、自信なさげに演奏することから
周りから
「しっかりしろ」
なり、
「もっと自分を持って」
などと言われがち。
それを言われる度に
「すみません」
と謝ってしまう低すぎる心が災いしまう方も
意外と多かったりします。
どちらもいい側面・悪い側面あったりもしますが、
イケイケ自己中篳篥奏者は、
ある種気持ちよく演奏させてあげるようにすることが
いい時もあれば、
言う時はハッキリと言いましょう!
もちろん尖った言い方をすると怒り出す!なんて人もいるでしょうから、
自分自身は謙虚に、
「今のここ、もうちょっとこう演奏していったらどうですかね??」
などと、素直に言うけども謙虚さを忘れずに対応していく。
僕がよく使うのは、
「ここはすごくよくなっているので、次はここを聞いて合わせてくれたらもっとよくなると思いますよ」
と、一つは褒めて、
一つはもっとよくなる方法を提示して
関わるようにしていたりします。
逆に繊細さんな篳篥の方は
「しっかりとついていくから、自信を持って何も考えずに吹いたらいいよ」
などと、ちゃんと本人を頼ってあげることを意識して
演奏に臨むことがあります。
最近はこの繊細さん篳篥の方というのも少なからず
増えていますので、
こちらからしっかりと合わせていくという
歩み寄りを見せるか見せないかで、
その人の自信を変えることになります。。
それを横暴な態度で
「篳篥しっかりせえやー」
とか、
「もっと進められへんの??」
とか高い態度をとってしまうと
「すみません」
と縮こまってしまうので、
できるだけそういう人ほど相手を立てることを意識するとよりよい
篳篥を吹いてくれたりします。
龍笛は僕も一応持ち管なんですが、
まあこの管もなかなか濃い人が多いのがこの楽器でしょう。
龍笛は篳篥と鳳笙のサポートする、
装飾する役割を担う楽器でもありますが、
逆に音頭という1人で演奏を演出する役割も担います。
また、昔の英雄が使っていた楽器がしばしば龍笛だったことから、
歴史好きな人でもそうじゃない人でもある種、
美意識が強くなる傾向も否めません。
そのせいないのか
一言で言えば
いやいや、篳篥の自己中と何が違うねん!
と思うかもしれませんが、
篳篥と違うのは、
篳篥は自分勝手に物事を進めていく傾向が強ければ、
龍笛はプライドが高い+、自分自身を美化する、かっこいい、
ある種ナルシストチックな人が多いのが特徴的です。
まあ、最初に音頭を演奏することから、
古代英雄が使われていた楽器だからでしょうか??
自分自身が1番美しく吹きたい、演奏したい、
そういう欲求が強い人が多かったりします。
自分ファーストでやる人が表上は多く、
篳篥と同じように、
自分ファーストと真逆の人も多かったりいます。
周りに調和する、真面目な方も多かったりするのがこの楽器です。
かっこよく吹くとは裏腹に、
先生に言われたこととかを忠実にやっていく、
そういうタイプの方も多かったりするのが龍笛だったりもします。
要は、そういう陰陽面が龍笛の中にもはっきり
分かれるところも面白いとこです。
自分ファーストなプライドが高い人は、
人から指摘されることをすごく嫌います。
尊敬している人にはデレデレしますが、
そうじゃない人にはツンケンする。
ツンデレな人も多くいますし、
きかせどころなどを自分で作り、
そこを自分らしさを出しすぎてしまう故、
曲の流れを阻む演奏ほうもしやすかったりするのが特徴的で
忠実な人は、逆に忠実にやりすぎる故、
素直に全て受け止める分、
成長の過程としては自分ファーストな人よりは吸収が早い反面、
ある程度のレベルまで超えてくると上手いんだけど・・・
なんか面白くないという状態になりがちな人が多いです。
正直にいうと、1番教えてて労力・エネルギーを使う楽器の人は、
龍笛の人に多かったりするのも否めません。
いやー僕も龍笛ですから、否定したい立場なんですけどね・・笑
特に自分ファーストの人は褒めるとちやほやされて
調子に乗りやすい反面、
指摘すると顔に出やすいタイプでもあるので、
ここが難しいところだったりもします。
褒めながら、相手の話を耳に傾けつつ、
やらなければならないところがまあ大変ではあるものの、
そういう傾向をわかっているだけでどうやって
関わっていけばいいのかを模索する楽しみはできるのが
いいところですね。
逆に忠実な人は、素直に従順に物事を進めてもらえる人が多いため、困りはしないものの、
自分自身の演奏を確立していただくことが
長い目で見ると難しくなりがちです。
ここの殻を破っていただくための手立てというものを、
一人一人に考えていかなければならないところも、
手が焼けるとこかもしれませんが、
そこが面白いところなのかもしれませんね。
という感じで、本日は楽器で性格が分かれるというお話をしていきました。
もちろん一概に楽器をやっている人が全員がこういう性格かといえば違うところもありますが、
全体像を捉えると、
おそらくこういう傾向の人が多いのではないかなー??と
勝手に分析させていただきました。
それでは本日はここまで!
こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。
今日のお題は、非常に面白いですね!
もう性格パーソナリティ診断が楽器ごとでできてもおかしくない!?
そんなお話をしていきましょう。
僕は雅楽をかれこれ20年やっていますが、
やっぱりね、やっていってすごくわかるんですが
雅楽って楽器ごとに性格が出てくるところも、
一つ面白いことだったりするんですね。
今日お話しすることは当たっている!て人もいるでしょうし、
「俺はそうじゃねえぞ!」って思う人もおそらくいるでしょう。
しかし、やはり楽器によって傾向というものはどうしても
出てくるのが世の常です
楽器に限らず、職業なんかでもそういう傾向というものが
多かれ出てくるものだと思えば、その通りだと思います。
本日はそんな、雅楽の楽器である「鳳笙」「篳篥」「龍笛」の
三つの楽器をやっている人の性格の特徴、
これを僕なりに徹底検証をしていこうと思います。
というわけでまずは鳳笙からいきましょう!
鳳笙という楽器の雅楽においての役割は何か??
曲の流れを作り、ハーモニー、伴奏を奏でることが役割になります。
とはいえこの鳳笙って楽器、ぶっちゃけていっちゃいますが、
実は笙をやっている人以外は、
あんまり上手いか下手か分かりにくい楽器、
というよりいんじゃと呼ばれるポイント以外は
基本的に篳篥の人も、龍笛の人ですらよくわかっていないといいうのが実情です。
その関係なのか、結構合奏練習の後の共有の時間などでも、
少し空気感が違ったりするのがこの楽器なのではないでしょうか??
そういった意味でも、鳳笙の人というのは一言で言うと、
「わからないことを更にこだわって追求してしまう」
そのようなこだわりが強い、マニアックなことが好きな人が多い傾向があります。
お笑い芸人のカニササレアヤコさんがおられると思いますが、
あの方がやっている芸も「細かすぎて伝わらないモノマネ」です。
要は人に伝わらないことを奥深く追求する精神をお持ちの方が多く、
自分の中での美学であったり、ユニークさであったり、
そういうメンタルティを持っている方が多い楽器だったりするのも
鳳笙をされている方の特徴的な部分です。
自分自身の世界というものを強く持っており、
人によっては「何考えているかわからない」タイプの人も
意外に多かったり。
女性の奏者で笙をされている方というのは、
他の楽器を見ても多かったりしますが、
その分繊細さであったり、感情的な部分というものを
演奏に出す方が多かったりすれば、
他の楽器と比べれば「雑談」をする、
人と話すのが好きな人が多かったりするのもこの楽器です。
何し電気コンロで温める時間がある分、
他の楽器が音だしをやっている最中は、
常に隣の人とおしゃべりをする時間が多くなるゆえ、
そういった意味でも、
「男性」よりは比較的話すことが好きな「女性」の方が多くなる
ことも、頷けるでしょう。
ある種、論理的というよりかは感性がきめ細かに、
そして自分自身の基準、世界がはっきりとしている分、
周りの楽器には理解されないような雅楽に対しての価値観を持っている方が多かったりするのもこの楽器だったりもします。
特に他管の人が気をつけて欲しいことは、
わからないからといって
あんまり無視をせずに、
わからないなりに笙のことを理解してあげる姿勢というものが重要です。
合奏では笙を置いてけぼりにして演奏の修正を行いやすくなりがちですが、
笙も自分なりにこうやりたいと意見を持っている方は多いですので、
しっかりと耳を傾けることが大切なのかもしれませんね。
続いて篳篥。
篳篥は曲の主旋律、引っ張っていく役割を担う楽器です。
まあ、引っ張っていくというともう大体これだけで察しがつくかもしれませんが、
篳篥奏者ほど「自己中」な人間はいません。笑
マイペースで曲を進めていける故、
自分自身が突っ走って走っていく人が多かったり、
逆も然り、全体の演奏を背負うプレッシャーから、
全く主体的になれない人も中にはおられたりします。
意外にここは二通りに分かれることが多いですが、
イケイケな自己中篳篥奏者は周りを見ずにガンガン演奏していく。
これは意外に、普段もの静かにしている篳篥奏者でさえ、
演奏になると顔つきが変わり、
自分が思い通りに演奏できなければフラストレーションが溜まり、
周りに当たってしまう人も時たまお見かけします。
逆に繊細さん篳篥奏者の方は、自信なさげに演奏することから
周りから
「しっかりしろ」
なり、
「もっと自分を持って」
などと言われがち。
それを言われる度に
「すみません」
と謝ってしまう低すぎる心が災いしまう方も
意外と多かったりします。
どちらもいい側面・悪い側面あったりもしますが、
イケイケ自己中篳篥奏者は、
ある種気持ちよく演奏させてあげるようにすることが
いい時もあれば、
言う時はハッキリと言いましょう!
もちろん尖った言い方をすると怒り出す!なんて人もいるでしょうから、
自分自身は謙虚に、
「今のここ、もうちょっとこう演奏していったらどうですかね??」
などと、素直に言うけども謙虚さを忘れずに対応していく。
僕がよく使うのは、
「ここはすごくよくなっているので、次はここを聞いて合わせてくれたらもっとよくなると思いますよ」
と、一つは褒めて、
一つはもっとよくなる方法を提示して
関わるようにしていたりします。
逆に繊細さんな篳篥の方は
「しっかりとついていくから、自信を持って何も考えずに吹いたらいいよ」
などと、ちゃんと本人を頼ってあげることを意識して
演奏に臨むことがあります。
最近はこの繊細さん篳篥の方というのも少なからず
増えていますので、
こちらからしっかりと合わせていくという
歩み寄りを見せるか見せないかで、
その人の自信を変えることになります。。
それを横暴な態度で
「篳篥しっかりせえやー」
とか、
「もっと進められへんの??」
とか高い態度をとってしまうと
「すみません」
と縮こまってしまうので、
できるだけそういう人ほど相手を立てることを意識するとよりよい
篳篥を吹いてくれたりします。
さあそして龍笛ですね。
龍笛は僕も一応持ち管なんですが、
まあこの管もなかなか濃い人が多いのがこの楽器でしょう。
龍笛は篳篥と鳳笙のサポートする、
装飾する役割を担う楽器でもありますが、
逆に音頭という1人で演奏を演出する役割も担います。
また、昔の英雄が使っていた楽器がしばしば龍笛だったことから、
歴史好きな人でもそうじゃない人でもある種、
美意識が強くなる傾向も否めません。
そのせいないのか
一言で言えば
龍笛は「自分ファースト」
いやいや、篳篥の自己中と何が違うねん!
と思うかもしれませんが、
篳篥と違うのは、
篳篥は自分勝手に物事を進めていく傾向が強ければ、
龍笛はプライドが高い+、自分自身を美化する、かっこいい、
ある種ナルシストチックな人が多いのが特徴的です。
まあ、最初に音頭を演奏することから、
古代英雄が使われていた楽器だからでしょうか??
自分自身が1番美しく吹きたい、演奏したい、
そういう欲求が強い人が多かったりします。
自分ファーストでやる人が表上は多く、
篳篥と同じように、
自分ファーストと真逆の人も多かったりいます。
周りに調和する、真面目な方も多かったりするのがこの楽器です。
かっこよく吹くとは裏腹に、
忠実に演奏を作っていく。
先生に言われたこととかを忠実にやっていく、
そういうタイプの方も多かったりするのが龍笛だったりもします。
要は、そういう陰陽面が龍笛の中にもはっきり
分かれるところも面白いとこです。
自分ファーストなプライドが高い人は、
人から指摘されることをすごく嫌います。
尊敬している人にはデレデレしますが、
そうじゃない人にはツンケンする。
ツンデレな人も多くいますし、
きかせどころなどを自分で作り、
そこを自分らしさを出しすぎてしまう故、
曲の流れを阻む演奏ほうもしやすかったりするのが特徴的で
忠実な人は、逆に忠実にやりすぎる故、
素直に全て受け止める分、
成長の過程としては自分ファーストな人よりは吸収が早い反面、
ある程度のレベルまで超えてくると上手いんだけど・・・
なんか面白くないという状態になりがちな人が多いです。
正直にいうと、1番教えてて労力・エネルギーを使う楽器の人は、
龍笛の人に多かったりするのも否めません。
いやー僕も龍笛ですから、否定したい立場なんですけどね・・笑
特に自分ファーストの人は褒めるとちやほやされて
調子に乗りやすい反面、
指摘すると顔に出やすいタイプでもあるので、
ここが難しいところだったりもします。
褒めながら、相手の話を耳に傾けつつ、
やらなければならないところがまあ大変ではあるものの、
そういう傾向をわかっているだけでどうやって
関わっていけばいいのかを模索する楽しみはできるのが
いいところですね。
逆に忠実な人は、素直に従順に物事を進めてもらえる人が多いため、困りはしないものの、
自分自身の演奏を確立していただくことが
長い目で見ると難しくなりがちです。
ここの殻を破っていただくための手立てというものを、
一人一人に考えていかなければならないところも、
手が焼けるとこかもしれませんが、
そこが面白いところなのかもしれませんね。
という感じで、本日は楽器で性格が分かれるというお話をしていきました。
もちろん一概に楽器をやっている人が全員がこういう性格かといえば違うところもありますが、
全体像を捉えると、
おそらくこういう傾向の人が多いのではないかなー??と
勝手に分析させていただきました。
それでは本日はここまで!