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2021.02.25ブログ

雅楽をやって後悔したこと



こんにちは。山口です。

雅楽の演奏家や講師をしたり、YouTubeやブログなどで日本の伝統音楽雅楽って面白い!楽しい!を発信しています。

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今日は雅楽をやっていて後悔したこと

これについて話していきたいと思います。

前回、雅楽をやっててよかったことを挙げさせていただきましたが、

今回は逆!雅楽をやって後悔したこと、これについて話していきます

え!?雅楽、好きでやっているんですよね??

後悔したことなんてないんじゃないですか??

とか言ってきそうなそこのあなた!

雅楽やったら後悔すること、そりゃありますよ!笑

山口も人間ですからね。

もうこれは今日はそんな山口が雅楽をやって後悔したことをお話ししていきたいと思います。

今日は3つ挙げさせていただきました。




1、モテない


これはマジで雅楽をやっている

男性陣の方からすれば頷いてくれるんじゃないかな???

むしろそうじゃないと思わせてくれ!

と怒られるかもしれませんね。笑

これは本当によくあるあるな話なんですが、

雅楽やっていると本当に全然モテないんですよ。

僕は小学校4年から雅楽を始めていますが、

実際雅楽にガッツリ関わっている時期ほど

本当に全然モテない人生を過ごしたことを覚えております。

いやー、非常に淋しい男ですねー。はい。それでいいのです。

自分自身にあったモテ期っていつだったかな〜??と振り返ると、

大学で雅楽部を辞めて雅楽をしていなかった3年間が

1番モテていた時代だったことを今でも覚えていますね。

それ以外の期間は雅楽をガッツリやっていない期間だけ

ちょっとモテてたかもしれませんがまあモテない!

もう本格的に演奏活動をしだしてからはそもそも

そういう出会いすらもありませんから、

もう特に恋愛や婚活に関しては非常に疎い人生を現在歩み続けております。

多分雅楽やめない限り恋愛も結婚もできないのじゃないか??

いやーあり得そうだなー。笑

そういうことを思い出しているこの頃でもございますが、

実際雅楽やっている先輩で演奏家されている方も
独身の方がちょっと多いなと感じているんですね・・・

まあなかなか特殊な環境であれば、

未だに男社会という側面が根強かったりするので、

若い女性の奏者などが少なかったりするのも大きかったりしますし、

そもそも普通に働くとかよりも出会いがないのが目に見えておりますからね。
会社員なら飲み会や合コンなどありますが、

僕は大体飲み会とかは年輩の方々から様々な情報やアドバイスを聞けることの方にコミットしているんで、

そもそもあんまり無駄に騒いだり内容のない会合には、

うーん、基本行きたくないんですねー。笑

なんか自分にはないものを得れるものがありそうな飲み会と、

メンター的・師匠的存在の方との飲みなら喜んでいくようにしてるくらいですかね??

それ以外は最近は顔すらも出さないようにしています。

まあ、時間がもったいないなと思ってしまうんですよね。

その時間に練習したりYouTubeとかのコンテンツつくったり、

本を読んでいる方が確実に学びが多くありますからねー。

そんなことを言っているからお前はモテないんだ。

本当にそうだと僕も思いますね。

はい、これだけではありませんよ。まだまだありますよー

2つ目は

これはモテないにも直結してくることだったりもしますが

まあ当たり前の話ですが、こういうことを業にしようとしている時点で

皆さんも想像できるかと思いますが




2、安定しません


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やはり金銭的なところも大きいのかなとは思います。

普通に考えればわかるのですが、

音楽家や演奏家・講師となると
まあ収入安定しないというのは目に見えていますからね。

クラシック音楽家の平均年収はなんと231万!

東京都内とか含めてこの数字ならかなり低いですね。

詳細は下記記事にて参照いただければと思います。






特に昨年と今年はコロナショックのおかげで大打撃を受けたひとがほとんどでしょう。

そんな中山口に関しては、

緊急事態宣言が出た4月から独立するという危ない橋渡っている人間ですので、

尚更安定というものを全然求めずに現在活動をしているので、

まあそんな状況の時点で

モテるとかモテないとかいっている暇がなかったんですね〜。笑

そっちよりももっと働け!ってなっちゃいます。

これは僕に限らず、雅楽の演奏だけで食べている人というのは

ほとんどがこんな状態なんじゃないでしょうか??

僕は昨年の4月に二足のわらじをやめて独立して

緊急事態宣言なかず飛ばずになったものの、

なんとか今これをとっている2月時点では独立してなんとかなっている状況ですけど、

普通に演奏家や講師されている人はもっと大変だと思うんですね。

特に都心部だと、高い家賃を払わないといけなければ、

立っているだけでお金がかかってしまう状況だったりするんですよね。

そうなるとそれだけで生きていくということができない方がほとんどですから、

それこそ演奏以外に二足のわらじ状態、

演奏以外にどっかでバイトしながらの活動をされている方も

多くおられると思います。

僕の知っている方でもそのような方を知っていますので、

まあそれはそれで大変ですよね。

仮に芸大などをでて、たとえば仮に仕事がある雅楽の団体に入れたとしても、

結局は現状、雅楽団体というのは文化庁や自治体の助成金などを

頼っての運営になるわけなので、

仮にそれで生きていけても、

ある意味赤字経営状態のところに入り浸っていることには変わりませんので、

日本の財政状況を見た上でも、この先さらに先細っていく
ことは目に見えているところも大きいですね。

まあ要は、安定しないんです・・・笑

まあ普通に考えればこれは後悔したこと・・・かもしれませんねー。

とはいえ、今の時代、多分普通に安定して働くこと自体が

そもそも危ない橋渡るような状況だったりもしますよね。

45歳リストラがあれば、

コロナショックで失業された方も多くおられますし、

将来的にも大企業ですら僕らの世代は安定して働ける人の方が

少ないんじゃないかな〜??

まあそう思えばそこまで後悔はしてませんが、

今後後悔することの一つに入ることもなきにしもあらずですので、

これを入れたんですね。




3、人間関係が大変


まあ3つ目にはこれですよ・・・

これに関しても恐らく頷いてくれる人が多いんじゃないかな??

僕は特にコレは雅楽をやってきてめちゃめちゃ感じるところだったりするんですよね・・・

人間関係はまあ大変ですね・・・

僕は小学生4年生から雅楽をはじめましたが、

まあ小中高校時代はあんまり覚えていないんですが、

大学時代はまあ人間関係すごかったですね〜。

同級生とウマが合わないのがいて、もう何かしら喧嘩したり、

嫌いあっていたりとかも普通にありましたし、

僕自身も愚痴をこぼしまくっていた時期ありましたし、

もうなんかよくわからないんですが、

ネガティブになっていくんですよね。

なんし僕の場合は、大学の部活を途中でやめたり、

4年生で戻ったりしたりもしたこともあり、

まあ先輩方とは長い期間、非常に気まずい関係だったのも覚えています

何度もある部活のOBの方からは

「お前は大学を入学し直して1年生からやり直すべきだ!」

なんか言われたことも度々ありましたしね。笑

それにこれ多分見ている人も恐らく何人かは頷いてくださると思うんですが、

雅楽やっている人、アクが強い人が結構多いんですよ。笑

いや、まじで。これは本当に思うことで、

個人で活動している先輩や主宰している人とか、
主体的に活動している方とかはあんまりいないんですが、

一般公募している団体に所属している人とか、

その団体を結成した二世や三世的な人には結構多い傾向があります。

もちろん全員ではなく、ごく一部の人ですけどね。

演奏家の先輩らとも話してたりしていると毎度こういう人の話が

どこかしらで上がってくるんですよね。

そしてそういう人らに何故か知らないところでどえらくたたかれてたりすることもあったりするんですよね。

SNS上では僕自身もありましたが、

大体は知らないところで愚痴られたりしていることはまあよくあったりします。

まあそれは別にいいんですが

実際、雅楽の団体にしても、学校の部活動にしても、

やはり一つの「会社」に属すると同じ感覚があったりすることはあるんですね。

年功序列による1年2年の下働きや練習や規則、

そういうものを経た上で「会」として一人前になったとみなされ、

その数年間を耐え抜いたものだけが「会」の人間としての一員に

なることができて、死ぬまでその一員として活動をしていくやり方

いわば「終身雇用」と近いような「終身所属」的なものが

どの団体でも横行していますが、

そういう中で「異物」的なものが出てくると、

どうしても排他的になる側面も逆に起こりがちなんですね。

僕は4回生から部活に復帰した身でもあったので、

卒業後もある種他のOBの人からの扱い方なども4年間やった

OBさんと恐らく違うなというのもよく感じました。

これはその人が悪いとかそういう問題ではありません。

部活動の仕組み上、そうなってしまうんですね

そんな「異物」的人間が、別の雅楽団体を立ち上げて、

大学のOBではなく大学の部活を途中で退部した子を拾ったり、

高校雅楽部出身の子や他宗教・他団体の方などを中心に活動を

共にやっているので、

いい顔をしない方も多いと思います。

これも仕組み上、どうしてもそう思う人が出てきてしまうことも

想定内のことなんですね。

なんしこれまでのスタイルとしても年功序列社会だったりもするので、

若い奴が表にでて目立っているだけで解せないと思っている方

多いんじゃないかなーと思うんですね。

最近は顔も出していないのでよくわかりませんが、

まあ、縦社会となるとどうしてもこういうの多いですからねー。

とはいえこれがよくなるということもうーん、

正直だいぶ厳しいところだったりします。

とはいえ、コレは自分が関わっていた一例ではありますが、
恐らく似たような現況の、サラリーマン団体というところも多いかと思います。

そういう団体は若手が活躍するどころか、
年輩の方々が高齢化によっていつになっても
運営にひかなかったりする利権なども絡んだりすることもあれば、

その人じゃないと周りとの関係を保つことができない要因があったりすることが多々ありますので現状、

新しいシステムに変えることがほぼ無理ゲーになってるんですよね。

最近でわかりやすい例で言えば、東京五輪の委員をしていた森さんが女性蔑視発言で辞退して、その後釜も

また川淵さんというおじいちゃん的な人が出てきたのも、そういう周りとの調和する上での側面が大きかったりすると思うんですね。

となるとどうなるのか??

次世代の若い世代が前に出て雅楽をやっていくということは

さらに無理ゲーになってくるんですよね。

そういう側面を見ていった上で、

僕自身は今は決まった団体には所属せず演奏家や講師・YouTuberなどをやっているわけですが、

まあ、雅楽をやって大変だったこととしては、

人間関係はもう1番と言っていいほど
大変でしたね。


心理学者であるアドラーも言っていますが、

「すべての悩みは人間関係である」

本当にその通りだなーとつくづく思うんですよね。















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今は縦社会からは引いて雅楽をしているので、

本当によい生徒さんと、よき方々と雅楽させていただいているので

人間関係とかで悩んだりすることはほとんどない、

というか、まあそれ以外の人と会いませんからねー。笑

その分、モテなくなる確率はさらに上がるでしょう。笑

演奏会なども自分の裁量で主催していますし、

やらないといけない演奏会というものもほぼなく、

本当の自主公演を狭山と今度は大阪の天王寺でさせていただきますので、

何より、自分が出たいと思う演奏にしか関わっていないので、

非常に良い環境でできてるなと最近は思うんですね。



まあでもこの人間関係にもまれた経験は今に行かせているとは思うので、

経験して置いてよかったなとそれはつくづく思うんですよね。

という感じで、本日は雅楽をやってて後悔したことについて

お話しさせていただきました!

まあ後悔したことというより、苦労したことなのかな??

あんまり苦労した自覚はありませんが、

今日は雅楽を20年間してこれが大変かなーと思ったことを挙げさせていただきました。

1、モテない
2、安定しない
2、人間関係が大変


こういうところかなーとおもいます。多く挙げればまだまだあるんですが、

大きく上げたらこういうところだなーと思ったので今日はそのような話をさせていただきました。

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それでは本日はここまで!ご静聴、ありがとうございました。

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