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2021.01.26ブログ

【雅楽】伸びるところ・衰退するところの特徴5選



こんにちは山口です。

本日は雅楽というこのニッチなジャンルで

伸びる団体・衰退する団体の特徴をまとめて、

5選するというちょっと炎上しそうな題目で話していきたいと思います

というのも、先日2021年におすすめの人・

団体を10選させていただいたんですが、

これはもちろん、今頑張っていたり、

色々と活動を広めていく中で面白いことをされているな!

と思ったのももちろんありますが、

長期的に見れば、

この人ら、この団体は伸びて来るだろうなと思ったので紹介をさせていただいたんですね。

んじゃあ今日はそんな中で、

伸びるところ、衰退するところ、
そういう団体の特徴はどのようなものなのか?


それを個人的にまとめさせていただいてこれを記事にさせていただくことにしました。

衰退すると言っても、これは現状維持のまま行ってしまえばの話です。

これを見て少しでも見て、「うちの団体該当するわー」とか、

危機感を持っていただくこと、

少しでもそれに気づいてもらえたら幸いだなーと思います。

それではまず、衰退する団体の特徴からいきましょう!

1、宗教団体


「おーい、先日雅楽ってなんで宗教者が多いのか??とか記事を出した矢先にこれですか??」

と思われる方もいるかもしれませんね。

しかし、今の状態でいく場合、宗教団体の雅楽というのは

いち早く衰退することが明白なんですね。

その理由としては、雅楽とは関連しない部分が大きいのですが、

それはもちろん日本自体が現在「無宗教化」が進んでいるのももちろんですが、

今宗教団体は、どこも財政的な問題、

イベントなどの規模の縮小などが赤裸々に大きく見えてきているんです。

例えば、PL教団では毎年「PL花火大会」を総本山がある大阪の富田林で開催しますが、

画像1

数10年前は1時間近く上がっていた花火が、2019年は30分も上がらなかった。

これには大きな財政事情が絡んでいるわけですね。

雅楽を活発にやっている天理教でさえ、

毎年開催される「こどもおぢばがえり」

は昨年は新型コロナウィルスの影響で中止にはなったものの、

イベントの中の大一番アトラクションであった

パレードがなくなるということになっていたんですね。

それ以外にも、雅楽部があり3学年で100人以上の部員がおり、

装束なども学生らで作ったりと大掛かりな活動をしていた

天理教校学園高校が今年の1年生が卒業すれば

廃校になることも一昨年に決定しました。

昨年の演奏会がYouTubeにも掲載されております。

そして、若年層が宗教施設等に寄り付かないことによる

「高齢化」ももちろんあれば、

大方が江戸末期・明治からの教えをそのまんま踏襲しようとする

古い体制の元やっていることから、

時代に全く追い付けていない状態というのが現状にあるわけです。

神社もお寺も、天理教もおそらくここ20年でほとんどの

宗教法人、お寺や神社・教会が後継者不在・財政難等でなくなる

言われています。

実際に天理教では、昨年の間でコロナショックによって、かなりの数の教会を

たたんだということもお聞きします。

そんな中で、高齢化がすすみ、法人自体を運営している方というのは

ビジネス用語でいえば

「ゆでガエル層」

画像2

つまり、ぬるま湯に浸かって現状やばいという状況に

全く気づいていない人が多く

このままでいけばおそらく20年後には更に痩せ細っていくことが明白でしょう。

逆に20年持てばいい方です。

いづれにせよ、宗教団体というのは、

東京にある築地本願寺のような斬新なスタイル

新しい宗教団体のあり方を見つけて行かない限り、

雅楽どころか宗教自体の存続が危ぶまれている状況に今直面している、

そう思うのが妥当かと思うんですね。

その上で、この本を読むことは非常に新しい宗教法人の価値観を見出してくれるでしょう。ということで紹介をします!

画像3

400年伝統あるお寺でも変わらなければ潰れる時代です。

 

是非、宗教者の人は読んでほしい一冊でもあるので紹介させていただきます!















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2、年功序列・男尊女卑


ここまで宗教団体という枠で解説をしてきましたが、次に挙げられるのがここですよ!昔の価値観その2!ということで年功序列と男尊女卑、ここにくるわけですね。

正直未だにこれを遂行しようとしている団体はもう終わってます。

だって年功序列って、

「年をとっているだけとか、やっている長さがえらさを示している」

とかいう今の時代からすれば終わっている教えだと僕は思うんですね。

もちろん、それ相応にやってきた方という点については

敬意を払う部分もありますが、逆をいえば、

「ただなんとなしにやっていました」

という方までに敬意を払わないといけないということもあり得るわけです。

全然練習もせず、

間違いなく自分よりも劣っている人だって世の中にはたくさんるわけですよね。

それを年齢や年数で決めるという考え方は、今後通用しなくなりますし、

性別で差別をするという点についても、それは同じ問題だと思うんですね。

「女性だからこの行事での舞人をしてはいけない」
「女性はうちの団体では雅楽できません」


いっとき大相撲で土俵に女性を入れてはいけないとかが問題になっていましたが、

未だにそういう伝統的な行事ならでは残っている江戸・明治の

風習が残っているのが甚だおかしいところですね。

むしろ実力のある若い人・女性をどんどん取り入れてやっていくことにこれからの時代、雅楽の普及にもつながっていくものだと僕は思うので、

今後は雅楽=年輩の男性というイメージではなく

雅楽=若い人・そして女性も多くいる

こういう環境下を構築していくことが重要になっていくわけですね。

3、大学の部活動


画像4

ここに関してはおそらく反論する人も多いでしょう。

私も大学を出ている人間ですし、

大学の部活動で雅楽を本気でやってきた方々や、

現在大学生で一生懸命活動をしている方からすれば、

ここだけはいただけない。

そのような声が聞こえてくることも覚悟して
この部分を書いていくわけですが、

僕個人としては、

大学の部活動はもう終焉を迎えるだろう。

そう感じていたりするんですね。

これは大学の雅楽がという問題ではなくて、

そもそも大学というものはどういうところなのか??

ここが重要なポイントなんですね。

もともと大学というものは、高校を終えてそれ以降も専門家として

勉学を励む場所として提供されてきた学習機関なんですが、

今の大学、間違いなく僕が大学行っていた時も同じことを感じていましたが

「昔の価値観で、大学に行かないと就職ができない」
「大学に行かないと格好がつかない」
「大学に行っておけば人生安泰だ」


そんな価値観を持っている人が非常に多かったりするんですね。

それはいつしか雅楽にも同じような価値観を持つ人が出てきてしまい、

「大学で4年間雅楽をするから一人前になる」
「高校の雅楽はお遊びだ」
「大学で雅楽をやっていたら将来は安泰」


などと揶揄する方が多かったりするんですね。

どんな根拠を持ってそういうことを言っているのかは未だにわからないままですが・・・

でも実際、今は大学は数ができすぎて誰でも入れる教育機関になってしまい、

生徒の取り合いが勃発してしまい、

「大学に入るは勉学ができる・お金に余裕のある人だけの特権」



「勉強できなくても借金をしてでも誰でも入ることが当たり前の場所」

になりさがっています。

そんなご時世の中、大学で雅楽部がある大学は偏差値が徐々に下がり、

「とりあえず大学に行っておこう」
「とりあえず大学で部活をやれば、充実した大学ライフになるかな?」


くらいのスキルの学生しか周りに集まらない環境になっています。

特に雅楽を芸大の専攻や大学の部活動でやっていたとしても、

将来、どこかの団体で仕事として雅楽をできるという保証は全くありませんし、

「卒業後、どうやって雅楽を仕事にしたり、どこでやっていけばいいのか??」

これについて教えてもらうということはまずありません。

「雅楽をうまくなることができればなんとかなる」

「練習をしておけば演奏や講師の仕事が回ってくる」

そのような教えの元、4年間学んだ後に待ち構えているのは、

よほど持っているツテや才能がない限り

「雅楽難民になる道」

「大学がある近辺で二足の草鞋(わらじ)になって雅楽をやっていく道」

「団体で所属し直して一からそのやり方を学び直す」

宗教系大学卒業して、神職さんや僧侶さん・教会長などなった人などは

「雅楽以外のことが忙しくなり雅楽を辞める」

いずれかしかたどり着くことはできない状況です。

特に大学で部活動をするという人というのは、

大方が将来的に就職に有利になることが前提でやっている人も多いでしょう。

野球やラグビー・サッカーなどはプロは無理でも、

社会人のチームに所属する上で

就職は有利になりますし、

バンドなんかでも楽団に入るツテなどを見つける上ではいいかと思いますが、

雅楽にはこのようなものは残念ながら、今のご時世ほぼ存在しないんです。

+、学費という膨大な借金だけが残ります。

自分で在学中に稼いだり、

社会人になってから奨学金の返還に苦労する方も今のご時世多いと聞きます。

雅楽をやりたくて大学に入るくらいなら、

高校の部活動でやったり、

どこかの団体(学生割がある団体もあります)に入ったりして、

自分でリサーチし様々な練習会や講習会などに顔を出して、

雅楽の演奏機会等を与えてくれそう・もってそうな人に接触したり、

SNS等で発信しながら人との繋がりを作り、

交流を深めていく方が今の時代、

長期的に見れば技術も向上し、

それを仕事にもつなげることができる時代になってきました。

そのようにやっていけば学費という借金も残りませんし、

自分で支払いができる金額に抑え、雅楽を学ぶことができるでしょう。

私は小中学生時代から初め、篳篥を高校3年間、

大学では龍笛に転換し最後の1年しか雅楽をしていませんし、

特に笙に関しては中学時代に1年ならっていたくらいしか

やっていませんでしたが、

今お稽古や演奏を人なみにできているのは上記のことを実践し、

いくとこいくとこで常に学びながら、演奏がありそうなところに顔を出し、

自分でも主催する側として回ることもでき、

現在でも様々なところで雅楽と関わることができています。

私が3月末に主宰として演奏会を開催する団体「陽雅会」も、

大半のメンバーが高校や団体でしか雅楽をやってこなかったメンバーで
今回開催させていただきます。興味のある方はぜひお問い合わせください。

画像5

申し込みはこちら

4、閉鎖的なところ


4つ目は、これは宗教団体などとも共通してくるところですが、

今の時代に鎖国をしている団体に未来はありません。

特に情報が発達して他団体の交流などが当たり前の時代に、

このようなことをやっているとなると、

大きな足枷になっていくことは間違い無いでしょう。

現在日本では副業を推進している企業も多くなってきました。

現在では終身雇用制度が崩壊し、

一つの会社でやっていく人というのも著しく

少なくなっているご時世であるからこそ、

やはりこういう構造になっている時点で衰退するのは明らかです。

むしろ色んな人や団体・あるいは他業種との

関わりを持っていくからこその新しいイノベーションが生まれ

新しい雅楽の形・形態というものを構築しない限りは痩せほそっていく末路しか存在しないのは明白になってくるわけです。

なんし、新しい発想というものは大抵多くの「専門家」の集まりではなく、

多くの「素人」がいるから起こってくるわけです。

何もわからないけど、違う視点をもっている方達との

新しい風を生み出すためにも、開放的に多様性を取り入れていくことが重要になるでしょう。

5、変化ができない


そしてここまで書いてきて、最終的にはここに行き着くでしょう。

やはり変化していくことができないところは、間違いなく衰退していくしかない。

これはどの時代においても変わらない事実なのではないでしょうか??

「現状維持」

これは非常に危ない状態を物語っている一つでもあるわけです。

「前例」がないことをやるのは、団体内で禁止されている。

こういうところは今の時代、間違いなくオワコン化するでしょう。

というより突っ込みたくなるんですが、

こういうところって前例がない団体や組織を結成しておいて、

「前例がないことを皆さんは禁止です。」

とかいっている人らの頭ってどうなってるんでしょうか??笑

もうその組織を作っている時点であなた方は前例のないことを過去に

やっているのではないでしょうか??

宗教団体の教祖だって、政治家だって、歴史人物だって、

雅楽でいえば東儀秀樹さんにしても、芝祐靖さんにしたって、

これまで前例のないことをやってきたから偉人として、

雅楽界の中でもどういう業界だろうが、

周りから尊敬されて行くわけですよね??

それを冒すからこその、イノベーションが起こっていくわけで、

今後はどんどん前例のないことが起きてくることを期待したいですね。

要は今までの常識と思われた何かに属して、終身所属というやり方、

体制の維持ができないという意味でも、

ほぼこういうところは向こう20年でなくなるところが多くなります。

あったとしても、変化ができないところに次世代に雅楽を伝える人は

寄り付かない構造になっていくことから、

非常に怖いことを言うと、

今30代や40代が若手とか言われている団体は、

今後は50代、60代で若手です。

とかいう訳のわからない時代がくるでしょう。

と言う感じで、衰退する団体の特徴を5選させていただきました。

ちょっとだいぶと長くなってしまったので、次回は逆に伸びそうなところの特徴を5選していきたいと思います。

本日はここまで!

YouTube、やっております!


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