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2020.11.11ブログ

【雅楽】習ってはいけない講師の先生の特徴5選




 

こんにちは。山口です。

今日のお題は、少々炎上するようなお題にしてあります。

習ってはいけない講師の特徴5選ということで、

こういう先生・講師と呼ばれる人に習うのはやめておいたほうがいい!

僕はそう思う方の特徴を挙げていきたいと思います。

今日のお話は僕の観点からいうことなので、

みなさんが思われている習ってはいけない先生というのは

別にあるかと思いますが、

雅楽に携わり20年間の間で、

こういう人には習ってもタメにならないなとおもった方、

または人的に、技術的にはすごい方でも、

これを練習でやっちゃだめだろうということを

言っている方とかもいたりするんですね。

こういう方に今習っているんであれば、

今すぐ逃げた方がいいなと思う人の特徴をあげていきたいと思いますので、

今日もゆっくり聞いていただければ幸いでございます。

ではどんどんいきましょう!

まず一つめ、

1, 人の粗探しばっかりしている人


まあこれはもしかしたら昔風でやっている方だったら

今でも多いかと思いますが、

あら探しばっかりしている先生に習っている場合は

これはオススメできません。

もちろん経験者で上に上がりたくて是非やってほしいという

人の前でやるのであればもちろんこれはいい教え方になるのですが

初心者の間や、初めての人相手とかにやる手法としては

一番やってはいけないことだったりするんですね。

こういう人というのは、人の悪いところをつくのが得意な人です。

しかし、人の悪いところを見れる人なんて、その辺に五万といるわけです。

こういう先生は、自分の方がすぐれているというのを

表上に出したい気持ちが大きく強いんですね。

だからこそ教えている生徒さんとかを下に見る傾向が強く

どんだけその人が上手くなったとしても褒めることもほとんどないでしょう。

そういう人に習うことは僕はオススメできません。

故人である松下幸之助さんの言葉に

「人の悪いところを見る人は三流、いいとこと悪いところを両方見る人は二流、いいところを見つけられる人が一流」

という格言があります

悪いところしか見れない人というのは、

もしかしたらその団体で属している中ではもしかしたら一流のプレーヤーなのかもしれません。が、

こういう人は全体で見れば「三流」にすぎないことになります。

なので、もしずっと生徒の演奏をあら探しをしている講師の方に

習っているのであれば、

今すぐやめることをオススメさせていただきます。

さあ、どんどんいきますよー!

2, 年齢・やっている長さで人を見る人


やっている長さ、要は雅楽歴○○年、こういってくる方ですよね。

例えば、山口は小学四年生、9歳の頃から雅楽をやっていて、この記事を書いている現在は29歳なので、雅楽歴でいえば20年になるわけです。

しかし、その辺のおじさん方からすれば

「まだ20年なの?俺は40年やっているから、お前の方が下だな」
「あなたまだ20代でしょう?まだまだ。俺何歳だと思っているの?」


こういうとらえ方をする先生なんかもいたりします。

でも、果たして歴って長いだけ意味があるのでしょうか?

残念ながら僕は全く何年やっているとか、

そんなことはどうでもいい派の人間なんですね。

この雅楽をやっている歴の中で、

辞めた年月もあるかもしれない。

その中での練習頻度なんかも人によって全くちがいます。

毎日練習している人もいれば、週に1回しか練習していない人もいる。
あろうことか、月に1回、年に1回しか練習も演奏もしない人だっていたりするんです。

そう考えると、「雅楽歴」なんて言葉はただの「戯言」にすぎないんです。

1年やっているだけで毎日12時間練習している人がいたら、10年間ずっと週に1回しか練習しなかった人なんかより全然上手くなることができるんです。

これは極端ですが・・・笑

最近はYouTubeや動画などが発展することで、

昔雅楽をやっている人等よりも練習環境が整った分、圧倒的に早く上達することができるようになってきました。

山口創一郎の雅楽ちゃんねるでは、そのような動画を沢山出しています。


そういった意味でも、年齢や雅楽歴で人の技量を見極めるということはまあほぼ無理だといっておきたいんですね。

僕は20年やっているとしても、ちゃんと練習をしていなければ、

大学の部活動で4年間毎日練習している学生にも負けることだって普通にある時代です。

てか負けているかもしれません。

最近「山奥ニート」という本を読んでいますが、


この山奥でニート生活の傍らに雅楽を研鑚したら、学生で4年間やるよりも雅楽を上達することだってできちゃうかもしれません。笑

これについては、またちがう記事でこういう働き方・練習する時間を生成するという内容で話していきたいと思いますが、めっちゃおもしろいです!

小説家を目指している方も山奥でニートしながら執筆をしているようです。

そういった意味でも、雅楽歴を未だに主張している講師をしている先生の言葉というのは「戯言」になっていく時代に到来します。

3,「昔はこうだった」をやたら主張する先生


これもよく聞く言葉ですよね。

特に自分らが若い全盛期時代とかのことを話したがる方というのは非常に多かったりするところだったりするんですね。

でも、「昔はこうだった」というのも、

これも非常に危ない言葉だなと思うわけです。

演奏の仕方や受講の仕方を強要させるきっかけを作る

言葉だったりするのが、この言葉だったりするんですね。

「俺等の時の演奏は今のあなたたちのものとは比べものにならないくらいすごかったんだよ」

とか

「今のこの会の演奏は、昔に比べるとだめになったな」

こういうことを主張する人ってのは非常に多かったりします。

しかし、これは本当にそうなのでしょうか?

僕はたまに気になって、昔のとある団体の演奏と、今のその団体の演奏の動画を見くらべたりするのが好きだったりするんですね。

その時に、この違和感をバシッと解消させるんですが、

「自分らが学生の時だったりとか、昔の方が、実は下手だった」

っていう事実が毎度浮き彫りになってくるんですね。

もちろん個人の技量とかはその年毎でばらつきがあるので、

ここに関しては

その年やメンバーによるところはありますが、

全体的な演奏の技量については、

現代に近づいて行く方が格段と上手くなっているんです。

これはその団体にだけに限りません。全ての団体、あの宮内庁の演奏も先日、30年前の演奏をみせていただきましたが、今の宮内庁の演奏を動画で見ても、

今より比べものにならないくらい、うまくなっているのがわかるんです。

確かに個々としてはその楽師の先生によりけり名部分もあり、

ばらつきがありますが、昔の演奏には野蛮さ的なものを感じるところ、少々雑味というものがありますが、

今は音がキレイに揃って、演奏レベルとしてはすごく高くなってきている。

そしてもう一つ、変えられない事実としては、

「自分より若い世代にはどうやっても適わない」

という事実も浮き彫りになりました。

今の学生をやっている人たちっていうのは、

僕等が学生をしていた時なんかよりも比べものにならないくらい

上手いんです。技術があるんです。

先日コラボした前田五十鈴くんのような小学生も今後更に登場する世の中に変わってきています。



 


そういった意味でも、「昔はこうだった」、過去にすがる気持ちがある講師の先生から学べることは今後更に少なくなると見込み、

こういう人には習わないことをお勧めします。

4, 他人・他団体の愚痴・批判ばかりする先生


こういう人も僕はあまりオススメはできません。

「あいつはダメだ!」とか

「あの団体は俺は嫌いだ!」

とか、結構いう人ってこの雅楽の世界で多いんですが、

結局それってなんの意味があるんでしょうか?

答としては「自分自身や所属している団体の正当性を主張したい欲求」

簡単に言えば「人に好かれたい病」。こういうものだったりするんですよね。

まあ多分誰しもが思うことだったりするんで、一概には言えないんでしょうが、

「Think Clearly」という本の中で、


実は人って、自分があまり詳しくないことについては「好き・嫌い」でしかコメントを出せないみたいなんですね。

なので、あまり本質を見ずに、「この団体のことは嫌いだ!」とか、「いい団体だ!スキだ!」とか言っていることが多かったりします。

大体の人がそういうことを言う時ってのは「やり方が気に入らない」や、「あいつの方がうちの団体より目立っているのはなぜだ?」とか「うちのメンバーが引き抜かれた!」とか、

そういうことで批判している人が多かったりするんですよね。

ただね、これは正直損しかないんですよ。

結局正当性を求めてやっているんでしょうけど、

そこに学べるものはなかったりするんですね。

やり方が気に入らないんだったら、

自分らのやり方を主張してその団体より目立っていくことをすればいいでしょうし、

引き抜きされたんだったら、

何で引き抜かれるようなことになってしまったかを考えて、

今度は引き抜かれないように自分らの団体の魅力を上げたらいいんです。

そうした方が絶対早いのに、

それを批判する方だとすれば、僕はこういう人に習うのは

やめておいた方がいいんじゃないかなと思ったりするんですね。

とはいえ、簡単に言うなよと言われるくらい難しいことかも知れませんが、

現実的に見れば、魅力的なものであればそんなことはないだろうなと思うんですね。

さあさあ、長く話してきましたが次が最後となります。

5, 自分の団体の吹き方しか認めない


これもどうかなーって思うんですよね。

もちろん、自分らが伝承してきた教えというものを守っているというのは、非常に素晴らしいことです。

ですが、それ以外の吹き方、自分らとはちがう演奏の仕方をすることに対して否定的・批判的にするのはどうかなとも思ったりするんですね。

人間は特に新しいものや人に対して、否定的になりやすい。

変化を嫌う傾向があるので仕方ないのですが、

やはりこの時代、多様化していく時代に適応していくためには、

変化をしていくことが非常に重要だなと思ったりするわけです。

そんな中で「いや、俺はこうやってきたんだ!これ以外の吹き方はちがう」と強要してしまうのはどうなのかなーと思うわけですね。

別に自分自身がどうやるのは勝手ですし、

団体内でそういうスタイルでやっていくことって必要になると思いますが、

それ以外のやり方を否定することは別の話になってきますからね。

そういった意味でも、自分の吹き方・理想の演奏などを強要したりして、

他の演奏の仕方などを否定するやり方をする人に習うというのは、僕はあまりおすすめできません。

見える視野が狭くなりますし、適応能力もつかないからです。

別に習いたければそれでいんですが・・・

まあそこの演奏の仕方でしか適応できなくなるので、

そういった意味では、色んな吹き方があると教えてくれる先生達の存在というのは、大きいです。

みなさんもそういった人に今後習ったりすることを、僕からもオススメさせていただきます。

それ以外にも、まともに教えていないのに、

なんでそんな簡単なこともできないんだ!て突然怒る人や、全然教える気がない人、

もうこれで指導者なっていいの?っていうレベルの人もいたりしますが、
そういう人も、極力習うのはやめておいた方がいいかも知れませんね。

要は、習う先生を選ぶことも大切だということです。

というわけで本日のまおめです。

1, 人のあら探しをする
2, 年齢・やっている長さで人を見る
3, 過去のことを主張する
4, 他人・他団体の愚痴や批判をする人
5, 自分の団体の吹き方しか認めない


という感じで、こんな人にはならわないほうがいいですよということを本日はおはなしさせていただきました。

いかがでしたでしょうか?

それでは本日はここまで! ご静聴、ありがとうございました!

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