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2020.09.11ブログ

【雅楽】初心者向け!雅楽の用語について解説!










こんにちは。山口です。

今日は初心者の人向け、雅楽の用語解説というお題でお話をしていきたいと思います。

雅楽の用語、ちょーっと難しいのおおいですよね?

イヤー、僕も最初はこれ一体なんて読むんだろうなっていうのめーっちゃ思いましたよ。

今日はそんな用語の読み方及び、意味までもわかりやすく解説していきたいと思います。

という感じでお話をしていきたいと思います。


1, 笙の用語


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まずは笙の用語からいってみましょう。

笙の基本的に使う用語は

「合竹」「単竹」「息替」「ハリ」「インジャ」「おぜ吹き」などがあります。

合竹(あいたけ)

がっちくとも呼ぶことがあります。笙の基本的な奏法の名前で、

6つの指を押さえて演奏するギターのコードのようなものを「合竹」と呼びます。

「単竹」

それと対称的に一本の音だけしかならさない奏法です。

当曲とかでは出てきませんが、音取や謡物の際に使うことがあります。

「息替」

「いきがえ」とかいて「きがえ」とよびます。
これは笙の基本的な演奏法は4拍4拍ですうとはくを交互に演奏しますが、

すうとはくを入れ替える際のことを「息替」といいます。

「ハリ」

入れる団体と入れない団体あるので一概にはいえないのですが、

3拍目から4拍目にかけて「ハリ」という波をつけるように

徐々に音を強くしていく奏法のことをいいます。

「インジャ」

これは笙独特の用語になりますが、

これは雅楽自体が4拍目から1拍目がのびるために一概にいえないのですが、4拍目に指を離し、

4,5拍目に手移りをもってくる奏法、

これをインジャと呼びます。

ちょーっと言葉で説明すると非常にわかりにくい!

これに関しては別で動画を撮っているので、

そちらの方をご参照頂けると有り難い限りです。








「おぜ吹き」

これは皇じょう急や蘭陵王、青海波などの曲で使われる奏法ですが、

基本的に笙は4拍で演奏することがおおいのですが、

たまに譜面に2文字書いてあり、

文字がつながって書かれているときは2拍2拍で4拍演奏するのですが、

文字が繋がっていない表記をしているときがあります。

このときは「おぜ吹き」と呼ばれる奏法を使うのですが、

2拍で息替して次の文字も2拍で息替し、

両方ともはりを入れながら演奏する少しせわしない演奏の

仕方をするのが特徴的です。

これはまあ、中級者上級者くらいで使う奏法なので、初心者の方は使うことは先の話ですが、覚えておくと後に生きるかも知れませんね。

2, 篳篥の用語


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篳篥の用語として覚えておきたいのは

リード、ずがみ、せめ、塩梅、めぐり、折指、メル、ゆるがあります。

まずはリード

別名「廬舌(ろぜつ)ともいわれたりします。

淀川や琵琶湖などに生えている「葦(よし)」という植物を

火であぶって削って変形させて作られたものです。

これを吹き口として使用します。

リードの製作に工程については、YouTubeで吉本喜作さんという方が

製作の風景を動画をアップしているので、興味のある方はどうぞごらんください。


次に頭紙、これはリードにまいている紙のことをいいます。

このまき量によって装着口の入り具合を調整する役目を担っています。

この頭紙のまいている量で音程や音の鳴りもだいぶと影響されます。

また、これは劣化しやすかったりもするので、

リードを長持ちさせたい場合は定期的に変えるのをおすすめします。

次はセメ、これはリードにつけるわっかのようなものですね。

これは藤という植物で作られています。

このせめでリードのヒラキ具合を調整することができます。

基本的にはどのリードにも最初ついています。

これを変えることでのリードのなり具合はかなり影響されますので、

もし鳴りづらいとかあれば、こまめに変えることをおすすめします。

ここからは奏法になります。

塩梅(えんばい」

これはええあんばいと言う言葉の語源となった言葉です。

塩梅は同じ指で音程を下げて次の音へ変わるという奏法の1つですね。

これがうまいことできるかできないかで、

篳篥奏者の技術というのも大きく出てきますね。

めぐり

おなじ音でちょっと音を抜いたり、下げることで音に彩りをつける奏法です。
音取なんかでよく使われる奏法ですね。

折指

同じ指で音を下げて次の低い音へ向かう奏法です。

これも篳篥ではよく使われます。

メル、六の音でよくでてくる奏法で、

その指の音の半音、一音くらい低い音を出す際に使う奏法です。

ゆる

これは上級者にならないと使うことはないのですが、

延べとよばれる曲、曲名で言えば萬歳楽であったり、

序吹きの際に使う奏法です。

音を延ばして音を少し下げて一定拍が自分の故意でのばす奏法となります。

これができるようになったらもうかなり上級者です。

上手い篳篥奏者の方でもかなり難関の奏法といえるでしょう。

3, 龍笛の用語


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龍笛の用語には蟬、責、和、音頭、折指、かけ吹き、フィーチ、チロ、経過音、ユル

蟬(せみ)は龍笛の後ろ側についているでっぱっているものですね。

これは制作者がわかるように作られているものになっています。

最近では掘られている龍笛なんかも出ていますね。

責とふくら

音の低い音高い音を区別するための用語です。

責は高い音、ふくらは低い音と覚えておけば大丈夫です。

音頭

最初1人でソロで吹く部分のことをいいますね。

練習なんかでもよく言われます。
雅楽から音頭をとるの語源にもなったんですね。

折指

篳篥とは意味合いがちがいます。

龍笛の場合は中からしゃくにいくときに、
そのままおりずに下がる手前でかぶせて

若干音に彩りをつけて演奏する奏法です。

かけ吹き

篳篥が入る前に先に龍笛が入る奏法ですね。

フィーチ

さきほどのかけ吹きの一種です。中から回して中に戻す奏法です。

チロ

これは指がない状況から中に指をもっていく演奏法です。

かけ吹きっぽいんですが、かけ吹きとはちがいます。

一拍目に入る音を色づける演奏法ですね。

経過音

これは中から六にいくときとか、上から六にいくなど、

指をはなして次の音に行く奏法として使われることが多いです。

由(ユル)

これも篳篥とは意味合いは全く変わってきます。

指をかぶせて音を半音もしくは一音くらい変えて演奏する奏法です。

さあ、これだけでも十分三管の用語みなさんにわかっていただけたかと思いますがまだまだいきますよー。長いですね。

4, その他、譜面などで使われる用語について


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さあ、ここからが多い。いやー、雅楽って用語多くてイヤになるー。

寝る!とか言わずにどうぞお聞き下さい。

とりあえずざっくりと言葉だけ言うと

主管・助管・止め・途中止め・吹き流し・六調子・調子・音取・
・二返・返付・換頭・重頭・自是・半帖・高麗・唐楽


ざっくりとあげるとこれだけあります。多分まだまだありますがこれくらいに抑えておきます。

まず主管

各管で音取や止めのソロの部分を演奏する役割と、

各管の代表者、主体的に演奏する立場の人のことです。

別名音頭ということもあります。

助管

主管以外の人たち、要は主管のサポートにまわって

演奏をする役割の人たちですね。
止めは曲を最後止める時に使う奏法です。

主管だけで最後ある一定のフレーズを演奏して終わる奏法です。
途中止めは祭式など、最後までふかない演奏の際に使う止め方で、

各管の主管が一定のきまったフレーズを用いて演奏を止める奏法です。

吹き流し

これは曲によってたまにあるのですが、止める場所が見当たらないので、
ある場所で音を主管だけ伸ばして息継ぎをした後に止める演奏法です。

六調子

これは雅楽に現在伝わっている調子ですね。

西洋でいうハ短調やト長調的な。
現在は

壱越調(いちこつちょう)・平調(ひょうじょう)・双調(そうじょう)・黄鐘調(おうしきちょう)・盤渉調(ばんしきちょう)・太食調(たいしきちょう) があります。

調子

平安時代にその日の調子を占うからはじまった演奏曲目。

舞楽などの舞人の入場で使われることが多い曲目です。

調子がいい、悪いの語源になったのはここからと言われています。

音取

音合わせの曲。今日はこうやって吹いていきましょうという

ウォーミングアップ的なものだったようですが、

今では主管の見せ所という形に変わったりしていますね。

さあここからは譜面に書いてある用語に入っていきます、

二返(にへんもしくはにかえし)

譜面二回繰り返しする意味です。越殿楽や五常楽にも書いてありますよね?

返付(かえしづけ)

最後まで吹ききったときにこの字のところへ戻ることをいいます。

換頭(かんどう)

返付が書かれている場所に戻る。

繰り返し後は書かれている手前の行で曲を止める意味があります。

重頭(じゅうどう)

曲の最初に戻る。これも繰り返し後、

書かれている手前の行で曲を止める意味があります

自是(これより)

二返の繰り返しを自是のところから繰り返す。

半帖(はんじょう)

一曲の中央の部分のことをさします。

高麗楽

これは今の朝鮮半島から伝来した音楽のことをいうんですね。

昔はそれ以外の楽というのもありましたが、

今では大体高麗楽とまとめられています。

篳篥と高麗笛、三の鼓と太鼓と鉦鼓をつかって演奏するものがおおいです。納曾利や胡蝶、貴徳などがこの高麗楽にぞくしているきょくです。

基本的に拍子を基準に舞や曲が作られています。

唐楽

いまの中国大陸から伝わったもののことをいいます。

管絃は大体これにあてはまります。

舞楽では絃楽器以外と舞人で演奏し、

管楽器の旋律を基準に作られています。

というかんじで、ざっくりと今日は用語を説明させて頂きました。みなさん大体ご理解頂けたでしょうか?

という感じで今日のまとめです。

1,笙 「合竹」「単竹」「息替」「ハリ」「インジャ」「おぜ吹き」
2,篳篥 リード、ずがみ、せめ、塩梅、めぐり、折指、メル、ゆる
3,龍笛 蟬、責、和、音頭、折指、かけ吹き、フィーチ、チロ、経過音、ユル
4,その他 主管・助管・止め・途中止め・吹き流し・六調子・調子・音取・
・二返・返付・換頭・重頭・自是・半帖・高麗・唐楽


はあ、多いですね。

まあこれを覚えるコトができたら、

練習なども結構スムーズにやっていけるのではと思いますね。

YouTube更新中。ご覧いただけるとありがたいです。


また、10月31日には、大阪狭山市にて、初めての人向けの雅楽コンサートを開催させていただきます! そちらのほうもぜひ見ていただければありがたい限りです。

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それでは本日はここまで!

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