2020.09.06これからの雅楽
【悲報】形式上で雅楽をしている団体・人々はオワコン化する

こんにちは。山口です。いつもご視聴頂き、ありがとうございます。
今日は何の話しかというと、形式上で雅楽をしている団体・人々はオワコン化するという
なんとも炎上しそうな手厳しいお話をしていきたいと思います。
というのも、今年1年、世間を賑わせているのは
間違いなく新型コロナなわけで、
あまりの未知のウィルスに僕等は惑わされ、
緊急事態宣言を経て自粛を強いられ、
現在はちょっと感染者数も減ってきている中、
マスコミの偏向的報道とSNSアカウントでの発信による
「情報災害」級な偏見や過激な発言などによるもので恐怖を煽った結果、
色んなところで自粛警察など誹謗中傷を食らったり、
イベントや学校でのクラスターが報じられることによっての風評被害も大きくあったなかだったのではないかと思う次第です。
そんな中、今回のコロナというのは未知のウィルス故、
悪いことばっかり残したか?
そんなことないですよね?
僕としてはむしろ今回のコロナウィルスのおかげで、世の中はよくなった部分というのはかなり多かったかのではないか?そう思うタイプです。
こんなことをいうと不謹慎だと言われるかもしれませんが、いつかは起こらないといけなかったことを早送りして起こす起爆剤になったのではないかと思うわけです。
今日はそのコロナのおかげでよくなってきた部分の1つとしてあげたいのが、
形式上で雅楽をしている団体・人々はオワコン化するというお題で話していきたいと思います。
形式上?それはどういう団体や人たちなのか?その辺も踏まえてお話をしていきたいと思います。
1, そもそも形式上で雅楽をしている人々・団体ってどんな人たち?

まずはここから話していきたいと思います。
そもそも形式上で雅楽をしている人や団体ってどんな人たちか?
山口が定義した人や団体というのはこういう人たちです。
「民主主義の組織や宗教、1つのチームにしか属さず雅楽をしている人たち」
こういう人たちのことを形式上で雅楽をしている人・団体だったりするわけです。
要は個人とかで活動することはほとんどなく、
1つのチームに属して雅楽をやる団体というのが大きいかと思います。
日本は昭和からずっと取り入れているスタイルが「終身雇用」
若い頃に1つの会社を決めて働けるまではたらいたら
善という考え方が根強くありました。
それは雅楽だって同じです。
宮内庁からでて芸能活動はじめた東儀秀樹さんは、
宮内庁を途中で抜けたことにより、
年輩の楽師さんからのひんしゅくはかなり大きかったのだとか。
実際、こういう1つのチームにしか
属さない人・団体というのはかなり
大きな欠点があることをご存じでしょうか?
それは基本的に民主主義で、
やり方が昭和風、下手したら
江戸や明治風な組織の運営をしていたり、
形式上・義務的な部分で雅楽をしている人たち
というのはここに該当していくかと思います。
よくあるのはやはり年功序列であったり、男尊女卑であるなど、
他には昔から神事でやってきたからやっているという理由だけだったり、
もちろん形式上でやるだけなので、本来入るべきもの、
例えば宗教的に言えば
「心次第」「奉仕」という真の部分がなくなり、
本当にただ単なる「形式上」のものを神様に奉仕しているだけの人や団体というのは非常に多いかと思います。
むしろ宗教系の雅楽というのは現状、そのようなものになっているのではないでしょうか?
毎月奉仕している人たちの一体何割が、
「私は本気で奉仕するために日々練習に励み、奏楽をしています」という人がいるでしょう?
多くて1割いたらいい方ではないでしょうか?
宗教以外の団体でも特にあげられるのが、定例行事的なものがある団体というのは、そのような傾向にどうしてもなりがちになります。
これは伝統的な団体ほど、根強く残っているわけです。
そういう団体や人ほどこういう言葉を言うでしょう。
「しんどいことをやるのが当たり前」
「毎年やっているから、こういうものだ!」
「今までこうやってきたから、このまんまやるのが常識だ!」
「そんな前例のないことできるわけないだろ」
という、こういうことをいっている人・団体というのは正直これに該当すると思うといいです。
要は、それ以外正解がないという状況に陥り、
誰がどんな意見を言ったとしても、その根本の部分を変えるためには
結局多数決的なものや、
会内での利権がはびこる部分が大きく出てしまうため、
どうしてもそれを気付いている人間がいたとしても変わることが
絶対にできないような仕組みになっていたりもするわけです。
かくいう山口も実はそういうところにいた
経験もあるのでそれはよくわかるのですが、
その組織には、今まではとあるメンバーが9割を占める構成だったのですが、
こういう人等も入れていこう!という方針の下、
じゃあそういう人を入れやすくするための活動をやっていこうと思って
知っているメンバーを集めて、
様々な活動を展開できるように結構がんばりました。
最終的には全部で40人くらい声かけてグループを作り、
それくらい大きなグループで活動しようと思っていました。
が、それも今年でもうやめることにします。
結局、内部の方々というのは、
善くも悪くも変化を嫌う人がかなり多いため、
そんな急に部外者的な人が増えるとなると、
急激に排他的になる人も多かったりするんですね。
これはこの団体だけに限らない話しかと思います。
個人的には他団体の人と仲良くなることはあれど、
そこの組織全体と自分ところが仲良くやっていきましょう!
というのは別の話になってしまうわけですね。
結局基本はそういう形式を大事にする団体や人というは
変化するのが大嫌いなんですよね。
そこを変える体力を使うくらいであれば、
別のところにコミットして体力を使う方が効率いいなーと思い、
今後はちがう形に変えてやっていこうと
頭の中で構想を描いている今でございます。
とちょっと脱線をしちゃいましたが、
2, なぜコロナのおかげでその人等はオワコン化するのか?
こういう話しに入っていくわけですね。
これはもう結論は到ってシンプルです。
現状、どうなっているでしょう?
どこもかしこも「何もできません!」状態に陥っているわけです。
そういう団体は練習に関しては大方、何とか再開されているかと思います。
んじゃあその中で、演奏会や講習会など、イベントができるかといえば、
それは当面無理でしょう。
理由としては、組織として一番恐れているのは「クラスター」だからです。
なってしまえば、「責任問題などその辺の問題をどうするんだ」という
人が絶対出てくるんですね。
メディアに報道されたりなんかすればあんまり団体とかは
関係はなかったりしたにしても、
風評被害がとてつもなくでてしまうのはあってしまうわけです。
そうなってしまえば、
このコロナが完全収束しない限りは、
正直手の打つことが全然何もできないんですね。
形式上でやっているところの強みというのは、
「民主主義」、平たくいえば人海戦術が大の得意分野なんですね。
特に宗教団体といえば間違いなく取り柄はそこでしょう。
神社はお祭りや初詣、様々な儀礼の中で
人が集まって楽しい一時をすごすイベントができる、
天理教も人集めが強みだったりするので、
こどもおぢばがえりや学生の集まりや野郎だけの集まり、
ご婦人達の集まりで人が集まって
密になってイベントをするからこそ力が強かったわけです。
お寺やキリスト教の教会であってもそれは例外的ではないでしょう。
基本的には人が集まるからこそ、
どういう理由であれ通っていた人も多かったのではないでしょうか?
でもそんな密集したイベントでクラスターが起きればどうなるか?
社会的に痛烈な批判を受けることになることで、
教団などに説明責任が向くことになります。
そうなってしまえば、何が何でも阻止しなければならなくなるので、
いくら何か行動しようと頑張る人がいたとしても、
何もできなくなってしまうという状況に陥ってしまうわけですね。
そしてこういう団体や人等というのは、大方「アナログ」な方が多いです。
となれば、なんだかんだでやれることは限られてきちゃうんですよね。
新しいことをやろうと思っても、なかなか思い浮かばなかったりするわけです。
今回のウィルスは「今までこうやってきたんだから」という部分を抜本的に
破壊している効果がかなり強いです。
そういった点では、こういう思考をもった人々や団体に対して、
相性があまりにもよすぎる故、今後オワコン化していくことが明白になるわけです。
3, じゃあどうなっていくのか?

そんなこんなでじゃあどうなっていくのか?これもさっくりと予想していきたいと思います。
僕個人の予想としては、これは雅楽に限らずだと思いますが、
戦国時代に突入したのではないか?
という状況になってくるのではないかと思うわけです。
形式上では完全オワコン化は正直もう仕方がないです。
組織のルールとかを踏まえても、
今の若い世代には響かない内容になってしまっているわけですね。
そうなればどうするか?
各団体で活動している人等の中でも、
独立をしだす人が多くなり、
新しいイノベーションを起こすきっかけを作る人が
多くなるのではと思うわけですね。
そして、今までは形式で雅楽をやる人口、恐らくこれがかなり多かったのですが、
今後は好奇心で雅楽をやる人しかいない状況へと
徐々に変貌していくのではないか?
そういうことも思うわけですね。
形式的にやるとなると全員が集まってやる形がどうしても多くなってしまいます。
そうすると今回の一件でのリスクが大きく出てきてしまうため、
やるだけでのコスト面が大きくかかる要因にもなったりするんですね。
でも好奇心でやる人等はどうでしょう?
基本好奇心でやっている人等というのは個人で練習をやったり、
イベントなんかも個人で開催することもしていくでしょうから、
そこまで多い人数を集客してイベントをやることしなくても、
少人数での開催をすることだってできちゃうわけですね。
もう一つ、このコロナで一番影響が出たのは東京一極、
都心部に住むリスクが強くなったのもかなり大きいでしょう。
地方移住する人も今では多くふえましたし、この流れから見ても、雅楽も地方での演奏会や催し物、こういうものがどんどん増えてくるのではないかという見込もできます。
八月は岐阜県で雅楽の演奏会を開催したと聞いております。
これが東京だったら現状まだできなかったかもしれない。
地方だからこそ、そして個人主催としてやっている団体だったからこそ開催までたどり着くことができたはずです。
電車と車のアクセスがいいところであれば、基本的には地方での演奏会や催し物をするというのはこのご時世であるからこそ更に可能性が出てきますね。地方移住も増えているからこその所業です。
しかもですよ。演奏会とかイベント関係は集客を少しできるだけで都心部とより黒字にするのは結構容易かったりするんですね。
場所代が圧倒的にちがいすぎるのが大きく挙げられます。
ホールなんかは東京は60万円するところが、地方では5万円程度で借りることができるんです。12倍もちがうというこの状態はやばいですね。
そしてリモートレッスンなども普及してきましたね。
これも団体でやるとなると現状まだ難しい。
ヤマハの合奏用アプリ、SYNCROOMは現状10人が限界なので、+パソコンの知識やネット環境にも大きく影響されるソフトでもあるため、
今のところ形式上でやるところでの導入は極めてできないでしょう。
できて管別でしょうが、
現状誰がどんな音で吹いているかまでは一人ひとりふかないとわからないところが大きいですね。
でも個人であればこれも可能です。しかもどこに住んでいてもそれが可能になってしまうご時世です。
そういった柔軟な対応などで、どんどんやりくりしていくことが可能でしょう。
そしてまなび方も変わってきました。今までは直接が主流でしたが、
これからは
動画などの間接的に習うことだってできる時代になってきました。
はい!YouTubeですね。
誰かのノウハウがネット上に落ちる時代になってきたことから、それを利用していくことでわざわざ習いに行かなくてもできる環境も整いつつあります。
それと直接かオンラインレッスンを組み入れるだけで今後、僕等の世代でも考えられないくらい、上手な若手というのが更に増えてくるとみています。
こう思うと、雅楽の将来は明るいですね!
実際、よくある方とおはなししたときによく出てくるのは、
今の僕よりさらに若い演奏者の子達というのは、
技術的にめーっちゃ上手い子がたくさんいるんですよ。
その子達というのは、もちろんある一定期間
学校の部活動や芸大出身の方であったり、
世代間で見ても、自分の学生時代なんかより比べものにならないくらい
技術が高い奏者ってめーっちゃ増えているんですよ。
フィギアスケートとかみてたらそれが著しくわかりません?
数年前、女子のフィギアスケートは一位でも170点台だったのが、
今では200点代超えないと一位になるのすらなれない時代になってきているのです。
もちろん評価基準が変わったのもあるにせよ、
一時はダブルアクセルとべたらよかった時代もあれば、
今では4回転飛べるのが普通になってこようとしている時代ですよ。
数字を見た上で、
若い世代が進化した数字を出していくのはもう
これは当たり前の世界なんですね。
と言う前提からみても、
僕等はまだまだ進化できる時代に現在も生きているというわけです。
これまでの形式上の雅楽というものを振り払って、
新しい伝統音楽のあり方を、
このコロナを経て変革していくにはちょうどいい
時代になっているわけです。
今、変革ができなければ完全にオワコン化する。
そういうことを感じながら、
山口もコツコツとこうやってブログを書いたり、
YouTubeを撮影したり、毎日欠かさず練習をしているわけですね。
というわけで本日のまとめです。
1, そもそも形式上で雅楽をしている人々・団体ってどんな人たち?
平たく言えば、1つの団体に属してしか活動をしていない人・団体
2, なぜこのコロナのおかげでそうの人たちはオワコン化するのか?
集まっての活動ができない以上、身動きがとれなくなるから
3, どうなっていくのか?
自分での活動ができる人が強くなる。
というわけで、本日はここまで!
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大阪狭山市でやります!雅楽コンサート!
是非ご来場頂ければ幸いです。


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https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01nszi10zuiqs.html
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