2020.09.05ブログ
【雅楽】動画指導と直接お稽古は鬼に金棒すぎるわけ

こんにちは。山口です。
今日のお題はYouTube指導と直接お稽古をつけることが鬼に金棒すぎるわけというお題でおはなししていきたいと思います。
というのも、山口がYouTubeを本格的にはじめて半年ちかくになってきました。
ちゃんねる登録者も今みなさんからは見れないようになっていますが、
この記事を書いている時点であとちょっとで
700人超えるくらいだと思って頂ければいいですね。
いやー、ありがとうございます。
そんな中で最近ふと思ったのですが、
これYouTubeと直接お稽古をつけている両方やっている生徒さんが僕の周りには多いのですが、
僕が想定しているよりも最近周りの生徒さんのレベルアップが著しく早いんですよね。
これまではそんなものありませんでしたし、
あっても自分らで身銭を切って買うことでコストがかかって雅楽をやる人が
増えなかったのですが、YouTubeを更新しだしてからは
自分での練習できなかった方も練習できるようになり、
+直接ならいにきたりオンラインレッスンで
受講される方もちょっと増えているのですが・・・
正直これは鬼に金棒ですね。
というわけで本日は動画と直接お稽古をつけることが
鬼に金棒すぎるわけをおはなししていきたいと思います。
1, 自分が寝てる間でも教えることができる
なんといってもここが非常に大きいですね。
これまでって、わからないことがあれば先生に聞く!これ以外できなかった点が非常に大きかったんですね。
下手したらプライベートの時間なんかで、わからないことを聞いてくる人だっていたかもしれない・・・
24時間どんな状況であろうがわからない生徒さんがいたらその質問に答えれる状態でいないと行けなかったことも多くあるかと思います。
さすがにそれはないか。言い過ぎました。
そこまではないにせよ、次の練習でまた教えないといけないことになることもあります。。
しかし、このよくありそうな質問とかを全部動画にまとめておくと・・・
僕は普通にこうやって別のYouTubeを撮影していようが、
練習していようが、昼寝をしていようが、
YouTubeにあがっている動画を見るだけで解決できちゃいますね。
これを直接やるとどうでしょう?
今無料公開レッスンの龍笛の1回目はおかげさまで4ヵ月間、1200回も見て下さっています。ありがとうございます。
これを1200回、一人ひとり山口が教えるとなるとどうでしょう?
いやいや、さすがに4ヵ月で1200回のマンツーマンでしかも同じことを延々と・・・
120日で1200回、休みなしで1日10時間越殿楽を教える。
普通に考えたら無理!頭から煙でて過労で倒れちゃいますね・・・
でも動画にしている、ここが肝ですね!
みなさんが動画で学んでいる間に僕はちがうことにコミットする時間を生み出すことができる。
本当にそれを見てもわからない場合はもしかしたら連絡することはあっても
そうならない限りは、まあ基本的には動画が答えをだしてくれるわけですね。
2, 自分がいない間に課題を克服できる。
これも結構大きなポイントで、お稽古をしているとよくあるのが、
毎度毎度、同じことを言わないといけない時、結構あったりするんですね。
正直講師側としてはこれがあったら辛いときもあります。
俺、一体なにやってるんだろう?って思ったりしちゃうわけですよね。
でも、これも動画でまとめておいて克服する方法なども記しておくと、
それを何回か反復して見ることで僕が同じことを言わなくても、
動画が同じことをいってくれるわけなので、
そうすると自然とその課題を次の練習にくるまでに克服してくることだって多くあるわけです。
実際山口創一郎の雅楽ちゃんねるには大体は山口が初心者のときに侵してた事例を
動画で話しているので
笙はあんまりないのですが、篳篥と龍笛については
初心者が陥りがちな課題というのはほとんど
おとしているちゃんねるになっているんですね。
下の方に再生リストのリンクを張ってあるので、またどんなコンテンツがあるか、見て頂けたらうれしいですね。
要は僕がお稽古でここを「もう少しこうする」といった課題は、大体がYouTubeに実はもう落ちていたりします。それを見ると見ないだけで次に進めるか進めないか、
これが大きく変わってくることから、こういう部分でも動画に撮ってあるというのは非常に大きいことだったりするわけですね。
3, 覚えてくるスピードがかなり速い
一番大きいのはここですね。
普段なら5,6回やってできることが動画をくみこんで自宅とかで練習してもらうと3回、ものによっては
3回お稽古をして身につくことが1回で身につくことだってこのYouTubeをやり出してからは非常に多くなりました。
その上、1人で演奏できるレベルになるスピードも恐らく普通に習うよりも尋常じゃなく早かったりするんですね。
毎度毎度お稽古をつけるたびにその速さにびっくりしてしまいます。
僕が教えている生徒さんというのは、別に学生とか、若いから覚えるの早いとかそういう人ではなく、自分の親くらいの年齢の方を教えている方も多くいますが、
そんな人でも、お稽古をつけるだけではなく、YouTubeを駆使して自宅で自分がしたいときに練習をしてもらうだけで、
次の練習に覚えてくるスピードが以前より格段と早くなった気がするんですよね。
動画市場が盛んになってから、こういうことをしといてよかったなと思うばかりです。
僕の生徒ではありませんが、ある小学生の子は、六歳の頃に雅楽を始め、その後に舞楽「納曾利」という走舞の難しい曲を、YouTubeをみて舞の手振りを覚えて、
その後に講師の先生に手直しをしてもらって舞える子だって出てくる時代ですからね。
多分高校生とかもこういう動画で勉強していくと僕等の時には想像もできないくらい上手い演奏者だってどんどん出てくるでしょう。
多分これから雅楽をはじめる人というのは、僕が雅楽をはじめた小学生や若い頃の倍以上の早さで雅楽を習得できる時代、こういう時代に突入しているなということは自覚しないといけないなと日々、痛感しております。
いやー、まじで覚えるの早すぎてこちらも悠々としていられませんよー。自分も常に進化をしていかないといけないなと毎日感じながら練習もしています。
4, 直接指導の際も使える
これは講師側の意見ですが、こういうスマホや動画、そしてワイヤレススピーカーなんかが発達したおかげで、
僕自身がこの動画を使った練習なんかも最近ではよく導入するようになりました。
僕が使っているワイヤレススピーカー、SONY防水機能付きのやつなんですが、持ち運びも便利で、音の出力もかなり高く、LIVEモードというのがついて、生に近い音質で音を出せるスピーカーがあるんですが、
これを出先のお稽古で持ち運びできるようになったおかげで管別で音源との合奏練習もできるようになりました。
なんし初心者の間って管別ばっかりやるのって講師側としては特に思わないかもなんですが、受講する側だったら正直きついんですよね。
その中で、管別しながら他の管の音を聞きながら+、羯鼓、太鼓、鉦鼓や絃の入る位置など、
こういうのも動画があれば全て教えることができますし、演奏の時の配列や姿勢など全て教えることができるので、
正直自分自身もお稽古の際に動画を使うことが最近はかなり多くなってきました。
そんな感じで、自宅で練習していたり、習ってクエスチョンがどんどんわかってくるとどうなるのか?
5, わかることによってのおもしろさが増大していく
はい!ここに行きつくスピードもかなり速くなるのではないでしょうか?
僕が小学生や中学生時代では絶対に味わえなかった領域ですね。
僕が小学校や中学校の時ってのは雅楽はおもしろいなんて微塵も思ったことなかったんですよね。
高校に入ってようやくおもしろいと思うようになりましたが、それまではまあなかった。
でも今の時代なら、インターネットやスマホの普及、動画を無料で見るコンテンツも
圧倒的に増えて、自分で調べたらわかる状態まで発達してきました。もちろんそうするために、
このちゃんねるでは動画のアップをコロナの自粛期間にばんばんアップしていきました。
今の高校生とかなら僕等の倍以上上達するのが早くてもおかしくないですし、
雅楽っておもしろい!てことを気づけるのにも、高校よりも前から気づける子が更に増えてくるのではないでしょうか?
個人的に最近すごくうれしいのは、生徒さんがまだ管絃しかやっていない状態で「雅楽っておもしろいですね」て言って下さること、本当にうれしい限りですね。
実際、この山口創一郎の雅楽ちゃんねるが目指している本質は、そこだったりします。
雅楽というのはある種、「宗教音楽」や「日本音楽」という括りであるため、どうしてもとっつきにくいというイメージがめーっちゃ強い!
そのせいか神社・お寺や天理教では神事の形式上の「義務」、子どもの頃から何がおもしろいかわからずおもしろくなく練習をしている子が多いのが非常にもったいないなと思うんですよね。
純粋に雅楽という日本の伝統音楽は勉強と同じようにわからなかったら苦痛なものかもしれません。
でもそんなことはないんですよね。
最近、中田敦彦さんYouTube大学の動画を車の移動中によく見ているんですが
あの人はYouTube大学をやった理由って、
喋りたい気持ちはもちろんのこと、
専門的なことは言わない、でも勉強って楽しいんだよ、おもしろいんだよ
ということを伝えるためにやっているんだと動画内でもよく言っておられます。
実際見ていると、習ったこととおなじことをはなしてても、
学校の勉強なんかより比べものにならないくらい頭に入っていくほど、おもしろいんですよね。
これは雅楽も一緒で
勉強だってある程度の流れをつかめば
非常におもしろいものへと変貌していくように、
雅楽だって理解できれば誰もがこのおもしろさ、楽しさに
はまることだってたやすいものだと思うんですね。
今までは先生に習うだけしかなかったですし、
ましてやその先生というのは演奏者であって、指導者ではない。
ということは演奏技術に関しては特化しているかもしれないですが
指導をするという技術に関しては低い人だっていーっぱいいます。
教えるも向き不向きありますから。
僕としては動画と自分がやっているお稽古を通して、
雅楽って楽しいんだ。おもしろいだ!
そう思うことができれば、技術は自発的に
どんどん習得できるものだと思っていますので
このYouTubeだってやっています。
実際、YouTubeやり出してから個別でのお稽古などは非常に楽しくさせていただいています。
多分YouTube撮っているときも、今は楽しく撮影させてもらっていますね。
いやー本当に、いつもご視聴頂きまことにありがとうございます。て感じですが・・・
でも僕はただ単に、雅楽は本当はおもしろい音楽なんだという、
この面白さを分かち合えたらいいなというところに特化して、
これからもコツコツ動画と記事を更新できたらと思っている今日この頃でございます。
と話しがそれましたが、動画とお稽古を併用することが今後更に鬼に金棒になっていくわけ、おわかりいただけたでしょうか?
それでは本日のまとめに入らせて頂きます。
1, ちがうことをしてても教えることができる
2、 自分がいない間に課題が克服できる
3, 覚えてくるスピードが格段と速い
4, 直接教えるときにも使える
5,わかることによってのおもしろさが増大していく
はいというわけで、これからもみなさんが雅楽をもっとしたい!おもしろい!と思って頂くような動画も出していきたいと思いますので、チャンネル登録まだされていない方はぽちっとお願いします!
このちゃんねるは基本的に無料!習ったら鬼に金棒並になりますが、試聴するのは無料ですのでどうぞチャンネル登録、よろしくお願いします。
というわけで本日はここまで!ご静聴、ありがとうございました!