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2020.07.22ブログ

【雅楽】プラ管と本管の違いについて解説

こんにちは。山口です。いつもご視聴頂きまことにありがとうございます。


今日のお題は雅楽の楽器はプラ管、本管どっちがいいの?という


いかにも答えが出ているお題でおはなししていきたいと思います。


はい!みなさんに問題です。


プラ管と本管、どっちがいい音を鳴らせると思いますかー?


そんな愚問を出されても・・・・いいや?意外に、違うカモですよー


考えましょう たったったったったー


答えは


もちろん「本管」、竹製の管がいいですね!


とはいえ、だからといってプラ管は基本的に作り方がきまっているので


楽器店で販売されているプラ管は一緒でも本管は職人さんでも全くちがうし、


そもそも、初心者の方がプラ管と本管を吹き比べたときに


「なにがちがうか正直わからない」


と思われる方も、まあ少なからず多いんじゃないかなーと思うわけです。


かくいう山口も、学生時代は本管を購入したときに一つ失敗して


買った楽器もあります。


今使っている楽器は非常になりが良いのですが、


学生時代買ったときのやつは正直吹きやすかったけど


それ以上にいけないなと


途中で悟ってしまったのですよね。


というわけで、今日はそんな雅楽の楽器のプラ管と本管、


一体どっちがいいの?


というのを詳しく解説をしていきたいと思います。




1, プラ管の本管の違いって?


まずプラ管と本管って何がちがうのというところから解説します。


プラ管というのは、いえばプラスチック、


樹脂でできている楽器なんですね。


それを楽器の形を具現化したものがプラスチック管なわけです。


逆に本管というのは、ちゃんとした竹で作られているんですね。


篳篥や龍笛などにはその竹に、


藤や樺という植物をまいて作られたりしています。


たまに例外的には「花梨」を使っている楽器もあったりします。


樹脂と竹、どっちの方がいいかといえばそりゃもちろん


自然のものでできた「竹」の方がいい音がでるわけですね。


吹き比べしたものはyoutubeでにてどうぞー!









山口個人の観点から言うと、「プラ管」でプロ並みに上手くなること、


不可能ではないですが、音が全体的に軽く見られがちなんですね。


実際今吹いて感じたのも、


プラ管の方が音は非常にならしやすいんですが、


本管の音の重さや質とか、様々な面を見ても、


やはり本管の方が演奏家といてやっている


僕等からすれば全然違う物なんですね。


とはいえ、ここまで本管をよいしょしまくりましたが・・・


実は最近は篳篥・龍笛に関しては


非常に良いプラ管がでてたのをご存知ですかね?


奈良県天理市にある「たなかや」というお店では昨年、


創業120周年を記念したモデルのプラ管の「篳篥」と「龍笛」が


限定で200本販売されたんですね。


画像6


左側が例のバイオマス樹脂の管で、右側が僕の本管です。


こう見たら、見栄えだけではプラ管か全然わからないですよね。


僕も篳篥だけ持っているのですが、


バイオマス樹脂という特殊な樹脂で作られているおかげで、


今まで販売されていたプラ管とは比べものにならないほど


いい音がでるプラ管がでていたんです。


ただし、残念ながらもう完売してようです。


龍笛は発売してすぐ売り切れしていたため、僕も持っていませんが


一度講師で行った会の方がそれを使っていたので


吹かせて頂きましたが


めっちゃよかったです。


これプラ管なの?と思うくらいすごくいい楽器だったので、


僕も昨年は演奏現場でもそれを何回か使って


演奏したことがあるくらいです。


とはいえ、やっぱりある程度いい本管よりかは


劣るかなというのが本音です。


音はよく通るんですが、


質・重さの部分は本管特有の部分に勝てないところがあるのは


否めないものの、


多分値段で言うと10万円以内の本管を買うよりは


そのバイオマス樹脂のプラ管を使う方がいいなというのが所感だったので、


自分の篳篥教えている生徒さんには、


大方その篳篥買ってもらって今も使って頂いてますね。


また製造していただけたらいいけど、今のところはないかなー?


あったら龍笛はほしいんですよねー。


楽器がだめになって修理とかする時用に


一本あると


大助かりですね。


さあまあプラ管と本管の違いについて話していきましたが、



2, どういう本管にしたらいいの?


次は本管についておはなししていきましょう!


「本管だったらどれでもいいんじゃね?」


その考えは非常に浅はかですね。


多分吹奏楽の楽器なんでもそうでしょうが、


雅楽は楽器によって全然違うんですね。


特に笙に関しては、演奏者の技術よりも、楽器がものをいうくらい


全然音が変わったりするわけですね。


じゃあどういうところをみれば良いのか?一応これから雅楽をやる人向けに


こういう話もしていきたいとおもいます。


一番先に見ていきたいのは楽器に使われている


竹を見るのがいいかと思います。


竹を見るところは一番重要だったりします。


大体は煤竹(すすだけ)、真竹(まだけ)、白竹(しろたけ)


という竹の種類があり、


色が黒い楽器というのは竹が何年も熟成していてる分、


良質な音が出やすかったりします。


ただし、一概に言える話ではありませんが・・・


それ以外に見るところは楽器のつくりもみると良いと思います。


例えば、僕が使っている龍笛はこんな感じですが


画像1


まあ、見た感じ見栄えキレイですよね?


んじゃあこれはどうでしょう?


画像2


これうちの家にあった手作りの龍笛の本管ですが、


うん、これは手作り感ですぎですよね?


音はご想像の通りです。プラ管の方がましだったりします。


竹の色、楽器のかたちがキレイだったり、藤や樺のまき具合、


こういう外装がキレイな楽器は良い楽器が多かったりします。


それ以外に見るべき所は「太さ」


実は楽器ってある程度の直径などはきまっていますが、


楽器によって実は全然太さちがうんですよね?


例えば、山口が使っている本管とプラ管の楽器の肉圧が全くちがうんです。


画像3


画像4


山口の楽器は多分みなさんが使っている楽器よりもさらに太い楽器


使っています。


細い分だけ吹きやすいし、息ももちやすくなりますが、


その分だけ音が軽くなりやすいです。


太いと、音は鳴らしづらいですが、音の質は細い管よりも良質に


なりやすいので、


この辺は自分の肺活量にみあった部分も大きいかと思います。


これは篳篥と笙も同じようなところがあり、同じ人が楽器作った中でも、


楽器の太さがちがったりするんですよね。


これで失敗する人結構多く、


現時点の自分でならしやすい方を買う人が多いんですが


これは伸びしろなくなったりしやすいです。


山口が今の楽器を買ったときは、四本の中から選んでと言われたので、


もちろんその中にはめっちゃ吹きやすい楽器もありましたが、


あえて一番ふくのがしんどくて、


伸びしろがありそうな楽器を選んで今の楽器にしました。


とはいえ、初心者のうちに自分で楽器選びするって正直ちょーむずかしい。


一番いいのは楽器に詳しい人についていってもらうとかがいいのですが、


山口がオススメするのは、場所によっては展示即売会を開催しているところがあるんですね。


京都に「雅山」という楽器販売するところがあるのですが、ここは


毎年、展示即売会を毎年行っているんですね。


今はちょっとコロナウィルスの影響で休止しているみたいですが、


楽器を試し吹きとかできるので非常にオススメです。


僕は奈良に住んでいるときは毎年8月に奈良にきてくださったので、


そのときに龍笛の試し吹きをさせていただいて、職人さんも僕が天大のOBと


言うのをすぐ察知してくださったので、


色々と吹いてもっとこうしたら


どうですかねとか言いながら楽器を吹いてどれがいいかとかめっちゃ詮索


しておりました。





ちょっとまたコロナが収まって展示即売会を再開したら、


またこのYOUTUBEちゃんねるでも


課外授業でやろうかなーと企画しております。





あ、ぶっちゃけてしまいましたね・・・ははは


とまあ、要は色んな楽器を試しに吹いていけば、


ある程度どの楽器がいいかというのが


わかってくるのは確かなので、


知り合いの楽器とかをちょっと借りて


吹いてみたりとかしてやってみると結構楽しかったりしますね。


という感じでここまでどういう本管について話しましたが、


正直聞いただけじゃぶっちゃけわからないですよね。


ということで、


3, 山口のおすすめのプラ管・本管を紹介

に入っていきたいと思います。


これはまあ僕が関西に住んでいるという前提もいれて話していきたいと思います。


東京の楽器職人さんは正直あんまり吹いたことなのでわからないんですよね。


というところで、この楽器は間違いない!というところだけ紹介したいなと思います。


まず、笙


これは僕個人としてはダントツで「工房響」ですね。





これは奈良県の天理市の二階堂というところにある工房なんですが、


鳳笙・篳篥の制作や修理・メンテなど扱っている工房なんですね。


ちなみに山口が使っている鳳笙、二本あるんですがこれはここで買いました。


画像5


元々「雅楽翠篁会」という団体だったのですが、団体はもう活動していませんが、


楽器の製作は現在もやっているので、まあここが個人的に一番おすすめできますね。


ただ値段的には、僕使っているのは姉貴や妹が小学生の頃に使い出した楽器だったので、
その時は20~30万円で買ったのですが、


今は多分30~50万くらいするんじゃないかなーと思います。


続いて篳篥


篳篥は京都にある「古蟬」と「八幡内匠」


というところがダントツでおすすめできますね。


僕は篳篥はこの二つのものは持っていないのですが、


ここの楽器を知り合いから試し吹きさせてもらったときに、


まあ感動しました。


音が非常にキレイに抜けて、


自分が使っている篳篥よりも比べものにならないほど


良質な音がでたので、


普通に篳篥で本管を買うんであればダントツで


この二つかなーと思わせて頂きますね。


ただお値段はかなり良い値段だったはず。10~20万くらいしたかなーとは思います。


八幡は京都市内、古弾は木津川市にあるとお聞きしています。





実は山口も行ったことありません。ただ楽器を知り合いから吹かせて頂いたことがあるので、よさは保証できますね。


そして龍笛


●僕が使っているのは三重にある道堂雅楽器工房というところのを使わせて頂いています。


殿村さんという方が楽器を作っておられるのですが、


すみません情報がFacebookしかありませんね。





自分が使っている楽器も藤巻なんですがそれでも非常に良い楽器なので、


個人的にはオススメです。


それ以外には篳篥であげた「古蟬」や「八幡内匠」の


龍笛もめっちゃいいですね。


僕が使っている高麗笛は直接そこで購入したものではありませんが、


「古弾」のものを今使わせて頂いています。


ちなみに価格は、「道堂雅楽器工房」は確か15~20万程度だったかな?


あんまりきまった値段とかはなかったかと思います。


古蟬や八幡内匠はまあ20万~40万の間だったと思います。


まあ、やっぱり高いですよね?


それが難しいんであれば、


もうなくなっちゃいましたがバイオマス樹脂の


プラ管をおすすめさせていただきますね


とはいえ、もう売り切れているんですが・・・


まあ楽器は基本的にやっぱり高いですよね。これは職人さんの関係もあるので正直仕方ないですし


今日紹介した楽器は一部です。


もちろんここが一番いいとは一概には言えませんし、


関東や東海の方にもいい職人さんたくさんおられます。


色々試しながら、自分の管をきめれたらいいですね。


というわけで本日の



まとめ


1, プラ管と本管の違いって?
音の質
2, どういう本管にしたらいいの?
外見・太さ・音質のよさ・巻方など
3,山口、イチオシのプラ管・本管を紹介~
笙:工房響 篳篥:古弾、八幡内匠 龍笛:古弾、八幡、道堂雅楽器工房


いかがでしたでしょうか?

まあ、楽器は高いですよね・・・


とはいえ、本管にはそれだけの勝ちはあるくらい、非常に良質な音を


出せるくらいの価値はあります。


もし楽器買いたいとかあれば、是非オススメしたところにお問い合わせ頂ければと思います。
とはいえ、調べても出てこないところもありのはご了承を・・・


今日はここまで!ご静聴ありがとうございました。

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