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2020.06.15ブログ

雅楽も地方化がすすむ!?

こんにちは。山口です。

先日、ついに東京アラートが解除され、東京は他の地域よりも遅れて日常を

一時的に取り戻す状況となってきました。

しかし、アメリカでは第二波がきているという懸念がある中、今後、

やはり都心部で住むというのはかなりのリスクが大きくなってきたことを

大きく見せたウィルス騒動になったなと個人的には感じております。

そんなこんな、ある調査によれば、現在東京に住んでいる若い方の中でも、「地方移住」

をしたいという声が多くなってきたという情報が入ってきました。

以前からは地方移住が流行と言われてはいたものの、それでもそれは

ごく一部のインフルエンサーや人々の中の流行だっただけでしたが

今回のウィルスショックは大人数の人がいるリスクというものを大きく

私たちに見せました。

本日は、そんなご時世の中も含め、今後の雅楽界というのは

地方が強くなってくるのではないか??

こういう予測もできるのではないかと思い、記事を書かせて頂いております。

私自身は大阪、奈良にしか住んだことがなく、東京に住んだ経験などは全くありませんが、

「東京に行けば東京の雅楽のすごさがわかる」ともある方からよく言われます。

ただ、現状 僕自身はそんなところで雅楽をする気は全くありませんし、

その必要もないなとも思っています。

もちろん、ウィルスショックがとどめをさされたところもありますが、

そもそも、東京で暮らす必要性を考えた結果、

今の時代にわざわざ東京で雅楽をする必要性がないなと判断した上で大阪の地方で

毎日コツコツと練習や演奏・講師・YouTubeやブログ配信をする方が

自分の人生を豊かにすると本気で思っています。

そして世界全体が2015年から2030年の十五年間の中でSDGSを推し、「地方創生」をテーマに動き出している点と

他団体や個人の動向をみた上でも、

地方がこれから盛り上がるその傾向が大きかったのに踏まえて

このウィルスショックによって大きくそういう方向へ向かう理由をまとめさせていただきました。

目次

演奏者が若い

雅楽・・・といえば何か年輩の人がやる・・・

というイメージが恐らく若い人からすれば

なんか未だに払拭できない点は大きくありますが

意外に都市や伝統的に続けている団体よりも、

地方で活発に動いている団体は今若手が

多い事はご存じでしょうか?

各団体、大体平均年齢が40~70代と高齢化してきており、

若くても40代の人がいるというのが現状ですが、

意外に地方の雅楽団体に20~30代の人が

おおかったりするのが現状です。

うちの天理若手雅楽会はまあ20代しかいませんし、

狭山雅会でも平均30代くらいで5割は

20代以下のメンバーで現在演奏会などをしております。

特に今後の雅楽の普及には間違いなく

20代の人数は大きくキーマンに

なってくるかと思います。

2,好奇心を持って活動している

これは他の時も話したこともあるのですが、

これからの時代は「好奇心」が重要になってきます。

今までの雅楽というのは我が国の誇りであることから、

宮内庁式部職部職楽部が中心となり、

雅楽の伝承を後世へと伝えていく、

このようなスタイルが一般的でした。

その教えによって小野雅楽会、

雅楽道友会や日本雅楽会、関西では大阪楽所や雅楽翠篁会、

和歌山雅楽会のような民間団体に加え、

東京芸術大学の邦楽科

や天理大学雅楽部や大学、

神社庁、天理教、仏教、立正佼成会のような宗教系団体

などにも普及をし、今世まで伝えられてきました。

しかし、この雅楽というのは

雅楽の伝承をしなければならない「義務」で恐らくこれまで

伝承してきたことにより、

上下関係やかいわいでの堅苦しさというものが

大きく反映されてきました。

「演奏会をしなければならない」
「神仏の儀式の為の雅楽」
「ある種仕事のようなもの」
「毎年宮内庁の先生を呼んで講習会をしなければならない」
「~しなければならない」
「年功序列制度は絶対!」
「団体外での活動禁止」
「例会・練習出ること絶対!」
「練習・演奏会終了後の飲み会全員強制参加~」

のようなたくさんの「義務」というきゅうくつな中で

雅楽をやる環境がどうも根付いており、

どの団体もこの企業で働いているサラリーマンのように

義務による「社畜」に揉まれる影響のもと、

団体全体の高齢化・衰退化が進んでいるように見えます。

このような義務により若者は育たないどころかそもそもいない団体も現在増えているのでは?

いても全盛期からすれば五割以上減っている団体がほとんどでしょう。

天理大学雅楽部の部員の減少はここが大きな原因です。

部活動の行い方は旧態のサラリーマン体質といえばいいでしょうか?

全盛期は普通に50人以上いる部活でしたが、現在では20人以下の年が多く、

ある年は定期演奏が中止になる年だってあったほどのものです。

現状若い世代というのは、

このような旧態のサラリーマン体質を非常にいやがる傾向がありますし、

私自身もこの制度についてはいい加減改革していかないと

全団体、消滅の危機にさらされること、

これも秒読み単位で起こってくるのではないかと想定しています。

このような事態で雅楽がどう発展していくのか?

この現状を打破していくのが「好奇心」です。

今、地方団体の好奇心による団体結成(起業のようなもの)演奏会が増加傾向にあります。

そのメンバーというのは宮内庁や民間団体出身ではなく、天理大学雅楽部のOBや

神社の禰宜(ねぎ)さん、高校で雅楽をやっていた方など様々です。

これまでの演奏会というのは、団体に所属しないとできなかったことでしたが

今ではどこか知らない団体でも演奏会ができるようになってきています。

私自身も天理高校と天理大学出身で、団体に所属歴がないような人間ですが、

現在、年二回好奇心で雅楽の演奏会を主催しております。

この「好奇心」で尚かつ地方で

会活動を進められる魅力を、次で挙げさせて頂きます。

縛りがない

ここも大きな魅力であったりします。

サラリーマンで大企業に就職したり、

宗教の総本山などで勤務や修行等の様々なことをする場合、

多いのが「縛り」です。

「~してはいけない」「~しないといけない」

このようなもの、みなさまが所属している会社・団体には一体団体にいくつありますか?

覚えきれないほどあったりしますよね?

こういう「縛り」が地方団体には

全くないことも大きな魅力だったりします。

主催している側ですら、そもそも、

何をやればいいかわからないくらいですから。笑

決まりがなく自分らで考える力を

身につけれる最高のチャンスを、

自分らも味わうことができます。

僕からすれば「縛り」いうのは人の考えをも停止させる恐ろしいものです。

「そんなことはない!」という方もいますが、

大抵の人はこの「縛り」に踊らされているかと思います。

僕も踊らされていますから。笑

このことはまたそのうち話したいと思います。

この「縛り」のなさが、地方団体の「可能性」を更に増幅してくれます。

演奏会をやる費用がめっちゃ安い

地方の一番の魅力は「コストパフォーマンス」のよさ、これ

につきます。

都市などはまあ立地がよく、

アクセスもしゃすい!こういう魅力はありますが

やはりホール代、駐車代など、

主催者側としてはこのようなものがかなりかかってくるのは

大きなデメリットです。

+、こういう都市でしている団体の傾向としては、

「客演」をよぶのが主流になってきています。

「宮内庁」というブランドを使って集客をするスタイルは、

伝統的な民間団体や新興団体でも多く使われています。

しかし、これも大きくコストがかかってきます。

演奏会で一番かかるコストは間違いなく「人件費」です。

特に関西で開催となると交通費だけでかなりの出費になります。

これは余談になりましたが・・・

この件についてはずれているので別で話していきたいなと思います。

話は戻して、どこまでホール代がちがうのかも、リサーチしてみました。

私が主催する狭山雅会で使用するSAYAKA小ホールは、

大体4~5万円の使用料で演奏会がすることができます。

しかし、東京の怜楽舎が使用する、

紀尾井ホール、いくらかかるのか?

小ホールだけでも60万近くかかります。

何倍ちがうんだよというくらい、変わりますね。笑

都市で演奏会をやるのは

ナンセンスだということがよくわかりますね。

特にこのご時世、交通の便は非常によくなりました。

車を持っていれば演奏会に行くのも簡単になりましたし、

何し地方の方がホールの駐車場代にしても、

入場料も安いわけです。

普通に考えれば、主催者側からしても、お客さん側からしても、

地方のホールが魅力的だなと思うばかりです。

このホール代や諸費用の為を埋めるために、

出演者から出演料を徴収したり

チケットを売るノルマを押しつけたり

どれだけの人等が苦労しているのでしょうか?

正直雅楽やりたくなくなる人もでるんじゃないかと思うくらいに・・・

私だったら絶対やらないと思います。笑

狭山雅会は実は初心者の方も出演料、1円もとっていません。

チケットも任意で好きなだけ販売していただいています。

買っていただいて感謝ばかりです。

演奏者の方にもチケットを何枚かあげて自分で売った分だけ取り分にしてもらい、

打ち上げ費も無料にしています。

出演料とチケットノルマなくても、黒字にすることができちゃうわけです。
(これで今年が赤字だったらやべえな・・・(笑))

でもそれでも地方だったらいけちゃうんですよね。


これから自動運転の車が普及したら、尚更アクセスもしやすくなるでしょう。

こういった意味でも、

地方の雅楽というのは今後ますます団体も演奏会もますます増えてくることも予想できるでしょう。

5,5Gの普及により練習・演奏会のリモート化の普及

今まで都市で雅楽をやるメリットとして大きかったのは、

やはり「練習場」の問題、

「集まりやすい」が大きかったでしょう。

地方だと集まるだけでまあ大変。

練習に片道何分かけていってましたか?

時間の浪費がデメリットであったことから、練習をリハしかやらない団体とかもありますね。笑

しかし、これがもう集まる必要すらなくなってくるわけです。

先日、ヤマハが「NET DUETT」というパソコン用のアプリの開発しました。

これによりパソコンとネット環境があれば、

遠隔で最大10人まで合奏をすることができるようになりました。

これだけでももうリモートでの練習は実現できるようになりましたね。

しかし、こんなもんでは終わらないでしょう。

2020年、これから日本には5Gが導入されます。

この5G、現状聞いている情報によると、

遅延といえない遅延しか

ないくらい速度が上がります・

映画が二秒でとれる時代がきます。

演奏会レベルの動画が二秒で配信できるわけですよ。

ここにVR・ARの普及も起こってくるわけです。

そうなると、自宅でのメンバー全員で合奏することができちゃうわけです。

これは大きいですね。

しかし、楽器は音が鳴る分、騒音問題になりますよね?

東京のような都心部なんかで住んでいたら、

まあ防音室とかつくらない限りは苦情が必至なわけです。

都心部の音楽家にとって

今回のウィルスショックでも演奏がなくなったよりも、

根本的に大きな問題になったのは

「自宅で練習ができない」+「カラオケも使えない」

演奏が入るどころか、

その練習すらもできない環境になるとか、演奏者としてはもう

「死」を意味します。

今後このように練習施設が

使えないことももちろんあるでしょう。

そのような点も踏まえても、

都市で雅楽をする必要がもうないんですね。

「練習は遠隔でできる」「お稽古関係もリモートで」
「演奏会もコスパがよく、感染リスクが低い地方で、難しいなら有料型ライブ配信で」

この5Gの導入は恐らく、

現行の雅楽界全体の常識をくつがえす

状況を生み出すと私は見ています。

まとめ

まとめ

これは私の観点なので、勿論否定的な意見があることも承知した上で

今回書かせていただきました。

1, 演奏者が若い
2, 好奇心で動いている
3, 縛りがない
4, 演奏会一つやる経費が圧倒的に安い
5, 5G導入による更なるリモート練習の普及

こういうことも踏まえて、個人的な観点で話しますが

若い世代が東京で雅楽をする必要はないかと思います。

これからの伸び代などを踏まえても、

「地方で自ら団体を結成する等して雅楽を活性化していく」

影響力を持っていくことが今後はより豊かな人生を送ることができるのでは

と僕は考えます。


  時代は「個」の時代へと変革してきました。

特に今まで職になるなんて考えられなかった、「YouTuber」や「ゲーム実況」、「Eスポーツ」「ブロガー」「インスタグラマー」「ライバー」
などが職になってきている時代です。

雅楽だって、「雅楽YouTuber」や「雅楽ブロガー」「雅楽ライバー」ももちろんですが、そういった意味で「個人の演奏家」で生きていくことだってできるかもしれない時代が到来してきました。

ネット普及が著しくなってきたからこそ、都市に住む必要もなくなったわけです。

そういった意味でも僕自身もまだまだ未熟者ですが、今後本気で影響力を更に上げて

地方の雅楽の底力を見せて行けたらと思う限りです。

今日はここまで!

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