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2020.06.12ブログ

雅楽での練習で一番上達する方法は「少人数での合奏」その理由まとめ

みなさんこんにちは。山口です。

今日は合奏のお話。

各団体で所属されている方はようやくコロナウィルスも終息し、

今からやっとお稽古が始まる・・・

そう心が躍る方も多いのではないかと思います。

そんなこんなで、みなさん合奏ってどれくらいの人数でやっておられますか?

各管五人以上いますか?

五人を超えてくると自分の音、きこえますか?

たいていの人は聞こえないのが本音ではないでしょうか?

フリーでやっている僕からのおすすめでありますが、

少人数での合奏、これが上達の近道になります。

本日はその理由を書かせて頂きたいと思います。




目次

1,自分で考えないと行けない

まず少人数でやる前提として、まあいつもより人数が少ないわけで、

自分の音を誤魔化す糧がどこにもないことが大きいです。

それで安心してやる方も多かったりしますが、

やはりそれでは自分の糧になることはまあ少ないかと思います。

特に民間の団体となると、演奏会などでも各管10管以上人数がいることが多く、

自分の音がわからないほどの人数で、後はあわせることを心がければ、

何とかなるものです。

しかし、それでは上達はほど遠かったりするのも確かです。

僕はこの数年間、天理高校の部活動を天理に行くとき、空き時間をつかって指導に行かせて頂きますが、年によって人数のばらつきがあります。

初めて教えに行ったときは、龍笛の上級生が四人しかいませんでした。

率直に演奏するには力が足りない、そのような感じで2年の秋から春先ぎりぎりまで指導に行かせて頂きました。

新しい年になってからは練習に行けなかったのですが、

その彼らの演奏会を最後引退の時みたら、

かなり技術的にも上達した状態で三年生になっていました。

逆に次の年は10人ほど上級生が龍笛にいたので音には問題ありませんが

飛び抜けて上手い子がいませんでした。

合わせるのはみんな上手いのですが、個人での演奏レベルがそんなに高くならなかったのです。

その次の年も5人。人数的に力がなかったのですが、飛び抜けて上手い上級生がやっぱりいました。

その子はここ最近の中では一番技術的にも吹けていました。

これ以降は現役の子になりますが、やはり人数が多いと飛び抜けて上手い子がでにくく、

人数が少ない学年は個人的に伸びる子が多いことがわかりました。

これはやはり合奏の際、自分で考えて吹いてやっている証拠だったりもします。

特に天理の高校とかは人数が多いため、一人ひとりの技量を見ることも難しくなります。

少ない分だけ目が届いて指導も出来るところもあるのも事実です。

そういった意味でも、

自分の演奏に対してかんがえる力をつける意味でも、

少人数での合奏は有効だったりします。

僕が主宰する天理若手雅楽会の練習というのは自由参加で型にしています。

これは自主性を持ってほしいのも勿論なんですが、意識のある少ない人数で

練習することにより練習に一回くるだけの練習の質を上げることができることも

大きなメリットです。

それ以外の子らは演奏会前にきて、ある程度合わせる練習だけしてやってるので


もちろん実力の差は出ますが、純粋にやりたい子が上達するシステムを

作ることが出来ます。

2,自分の無力感を味わえる

大人数でやっていると、自分の音が鳴ってる気になりませんか?

それは錯覚です。笑

かつての僕もそうでした。龍笛7管で実力がある方ばかりと演奏すると、

自分の音がいつも以上になっている気になります。

でもそれは錯覚でした。

今自分の団体を作って練習を一管だけで吹くときや

篳篥3人と笙3人いるのに、龍笛1人で合奏しているときは

まあ生きた心地がしません。笑

その時は太平楽急を吹いたのですが、あまりの音の圧に途中でばててしまい、

最後の止めの部分がずさんな練習になったことを覚えています。

でもそれだけ、自分の無力さに気付くことが出来ることも大きな魅力です。

自分の音はこんなにちっぽけなのか。と思えるだけで更に磨きをかけようと思えるからです。

今は篳篥3管いて吹いても、以前よりかは全然楽に吹けるようになりました。

それでも僕の音はまだスライム級なので、更に磨きをかけて練習に励みますけどね。

3,自分の演奏が回りに影響を与えやすい

大人数でやっているとどうしても各管のドンのような人主導になってしまうので、

どうしても自分自身の演奏が影響を与えるのは間違ったときくらいしかでません。
むしろ間違ったとこまで掻き消してくれる人数もありえますしね。笑

しかし、少人数ではここがちがうわけです。

自分の演奏で回りを変えることが出来るのです。

これは大きな経験になります。

大抵の団体でも部活動でも、1人で演奏できるレベルの人は少ないです。

せいぜい2,3人いたら良い方かと思います。

この影響が出るほどの人数で練習をすれば

あっという間に上達することだって可能なわけです。

他の楽器、同じ楽器の人とも情報交換をしやすい

これも大きなポイント。

やっぱり大人数だとこれができません。

上のメンバーだけで勝手に話して、下の方はだんまりして上の人から言われたことに

はいはい言いながらやるしかできません。

少人数だとそもそも自分が意見をしないといけない側にならないと

やっていけないからです。

そうすればある程度今の演奏に対して所感を伝えないといけませんし

他の楽器のことも聞けることが大きな糧になります。

意外に上に言われたことをやっている人が多いので

この辺の他の楽器の情報を知らない方が多かったりする環境もあるわけです。

5,音頭があたりやすい

少人数だと言うことは、まあ絶対一回はあたるでしょう。笑

「音頭が嫌い」という人が非常に多かったりするのですが

音頭はあなたのレベルアップする一番のチャンスなんです!

高校生とかもみんないやがりますが、出来る人ほど上達する道は無い。

特に舞楽の蘭陵王や還城楽の龍笛のソロが多い曲の音頭をした人ってのは

もう見違えるほどめっちゃ上手くなります。

この数年間高校に教えに行きましたが、

この音頭していない子で上手くならなかった子はいないくらい。

特に少人数でやるときなんかは尚更ですね。

人数が少ない分プレッシャーは大きいし、キンチョウもするでしょう。

かくゆう山口も、数年前は演奏会となるとめーっちゃ緊張しました。

昨年は狹山の演奏会の主催者側の緊張と、

管絃羯鼓と謡物の句頭(ソロ)と舞楽の落蹲と蘭陵王の龍笛の音頭も

やったおかげですざましいプレッシャーに襲われました。笑

音頭は練習のうちに少人数でなれることをお勧めします。

まとめ

まとめ

如何でしたでしょうか?

本日は雅楽の合奏は少人数の方がいいというお話をさせていただきました。

今後みなさんも少人数で合奏をしていき、

回り以上の上達ができることを願い、

まとめを書かせて頂きます。

1, 自分で考えないといけない
2, 無力感を味わえる
3, 自分の演奏が回りに影響を与えやすい
4, 他の楽器、同じ楽器の人とも情報を交換しやすい
5, 音頭があたりやすい

特にコロナウィルスは終息しましたが、第2波もあるかもと言われる世の中。

是非これからは少人数での合奏になれていき、今後の練習をがんばっていきましょう!

今日はここまで!

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