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2020.05.16ブログ

おはようございます。山口です。

では本日のお題は、そんな天理教は何故雅楽が盛んなのか??

ここを話していきたいと思います。

1、祭儀としてつかわれているから


天理教で雅楽を導入したのは教祖の時代から…ではないのですね。

これは明治29年、教祖が死去(天理教では現身を隠されてまだご在世しているとなっている)後のお話になります。

この時、内務省の秘密訓令という、日本国家全体を神道にするという動きがありました。

ここで仏教やキリスト教など、さまざまな宗教の宗教活動を弾圧する動きというのがあったわけです。

天理教も勿論影響があり、天理教は神道一派となっていくわけです。

その際、おつとめの鳴り物(楽器)が神道寄りのものに変わったり、祭式も神道に近い形に変わってしまいます。
この祭式に用いられたのが『雅楽』だったのです。

昭和になると天理教のトップが中山正善さんという俗に言う『二代真柱』という方が教祖時代の天理教に戻そうと『復元』をしますが、
それでも鳴り物の一部と祭式は残り、その名残で現在も使われています。

それでも神様にお供えをするという意味で、祭色の雅楽の演奏もいいものにしていこうという意味合いで、天理教内に音楽研究会という組織の中に雅楽部門が作られたり、天理高校の部活動や、天理大学に雅楽部を作り、部活動で祭式の雅楽の練習をするようになります。

現在では各教会でも部門として雅楽をするところが多いのも現状です。

2、学校の部活動の人数が多い


ご存知の人もいますが、天理大学雅楽部は恐らく雅楽をやっている人らの中では非常に有名です。

全国的に依頼演奏を展開しているにのみならず、世界四十二カ国で演奏活動をした実績がある部活動です。

ここ数年は部員の人数が集まらず、ぎりぎりの人員で定期公演を開催していますな、人数不足により中止になった年があり話題になったこともあります。

実は、天理には天理大学以外に、高校で雅楽を部活動でやっているのですが、そちらは大学とは裏腹に、部活動の人数が圧倒的に多かったりするわけです。

天理高校、天理教校学園高校、天理高校2部
この三校が部活動でやっており、三校合わせての1学年は50人にもなるわけです。
天理大学は1学年大体0〜5人。
高校や大学でここまで人数が違ったりするのです。

勿論、これは教会の子弟達が親に言われて部活をやる子が多いのが1番の理由ですが、
後述していくことになりますが、天理の高校というのは一般の子も入ることは普通にできる学校ではあるものの、多くは天理教の信者家庭の子が多くいます。
そういう家庭というのは、金銭的に余裕がないところも多い為、他の部活よりも費用がかからない部活に入って欲しい面も大きいそうです。

雅楽は楽器と譜面あればOKなので、しかも教会に楽器が眠っていることもザラにあるので、そういう意味では1番子供にもさせやすい部活なわけです。

3、貧乏だから


天理教の教会は非常に貧乏だったりします。
勿論そういう教えなんだ!という意味でそうしている家系が多かったりします。

天理教の教会は『世界一れつみな兄弟』とか謳いながら何故か上下関係の指向が何故か強いんです。笑

これもう子供の頃めっちゃ疑問だったんですよね。
世界一れつ皆兄弟とか言っといて『真柱様』とか『大亮様』とか様付したり、上層部に『先生』とか付ける人が未だに多いのですが、

いやいや、なんでそんな様とか先生とか付ける意味何??って子供の頃から謎に包んでいます。笑

ちなみに天理教は教会本部が1番トップで、その下に200箇所の大教会と呼ばれるところがあり、その大教会の下に教会があり、更に下にも教会や布教所などあります。

これを組織図とかにしたりすると…

前の職場の先輩曰く、ヤクザの仕組みに近いらしいです。笑

江戸時代の『士農工商』にちかい感じですかね??

教会本部や大教会は武士のような感じで、
分教会は百姓のような感じですね。

教会は信者さんのお供えをもらって生きていくというのが普通なんですが、

末端教会(下に教会がない)ところとかはまあ大変ですよね。

上の教会にお供えをする、まあ昔の年貢を収めるような制度が今でもあるわけです。

だからといって、教会本部がめっちゃ金持ち!かというとそういうわけではないですが…(むしろ財政難かも…)

末端教会とかになると、それだけで生きるはまあ絶対無理なわけですからバイトとか兼任して御用もやらないといけないので更に忙しくなるわけです。

そうやっていくとまあ貧困スパイラルに陥ることも多いでしょう。

それはさておき、何故貧困なら雅楽が…と思う人もいると思いますが、昔は冠婚葬祭の演奏が多いかったようです。

葬式とかいくと、一回演奏すると5万円〜10万円もらえるのが普通だったんですね。

ただ、こういう葬式とかって、大体3日前くらいに決まりますよね。

そうすると社会人やってる人や、演奏業とかやってる人も空けるなんてまあ難しいわけです。
そこで出てくるのが天理教の教会長なわけです。
御用は別の日にずらす融通も効きますし、1番呼びやすいわけですよね。
下手したら1ヶ月5回あったら25万くらいはいるわけです。どんだけいい仕事やってね。
ぼくもやりたいわ!笑

ただ、この手の演奏者人によりますが演奏が酷いです。

急なやつなんでまあ仕方ないにせよ、盤渉調を吹かず平調しか吹けない人がまあ多いわけですよ。

これはマジで舐めてるなと思います。笑

平調は明るい曲調で結婚式向けで、今であれば愛を込めて花束をや木村カエラのbutteflyとかを葬式の場で流すようなもんなんですね。

ある葬式で奏楽をいかせていただきましたが、鳳笙の人が平調しか吹けないとかいたりするんですよね。
最低でも盤渉調を吹けて引き受けるようにしてほしいなと思うばかりです。

まあ、そういう経緯もあり天理教は雅楽が盛んになったわけです。おわかりいただけたでしょうか??

ただ、これまでは上記に書いたことってのは、やはり義務的に雅楽をしないといけなかった雅楽が強かったのは確かでしょう。

そのせいか、最近天理の雅楽というのは非常に早いペースで衰退しています。
好きで雅楽をやる人よりもしないといけない方向でやっている人が多くなったなと思います。

そんな時代に、僕らは分け隔てなく『心次第』に『好奇心』をもって雅楽をしていきたいと思うばかりです。

今日はここまで!

 

 
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