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2019.06.11お知らせ

舞楽とは?? 天理参考館メロディユーのご案内



こんばんは。雅楽演奏家の山口創一郎でございます。

来たる来月の7月13日(土)12時10分に、奈良県の天理市にあります天理参考館にて、参考館メロディユーというイベントが開催されます。

 

このイベントは天理の音楽を月に2回ペースで天理参考館のエントランスを使い開催されるイベントです。

 

そのイベントにうたまいのつかさのメンバーが数名所属している天理若手雅楽会が舞楽『納曽利(童舞)』の上演します。

目次

舞楽とは??

舞楽とは、雅楽の管楽器と打楽器を伴奏にしたら舞を舞う演目です。

この舞楽には2種類あり、左方の舞楽と右方の舞楽があります。

左方の舞楽は伝承が中国大陸のものが多く、赤系統の装束を身に纏い、管楽器の旋律を聞いて舞を舞うのが特徴的です。ここで使用する楽器は鞨鼓、太鼓、鉦鼓、鳳笙、篳篥、龍笛です。

右方の舞楽はそれと対照的に、多くの曲が朝鮮半島からの伝来が多く、青系統の装束を身に纏い、打楽器の拍子を聞いて舞を舞う傾向があります。
右方の舞楽で使用する楽器は、鞨鼓の代わりに三の鼓、鳳笙を用いず龍笛の代わりに高麗笛という龍笛より細く、音が高い楽器を使用します。

舞の種類

右方と左方以外に舞楽には種類があります。舞の種類については二つ大切なことがあります。

●何人舞か??
雅楽には1人舞、2人舞、4人舞、6人舞があります。
演目によって人数が違ってきます。こちらでは代表的な舞だけあげさせていただきます。

1人舞
右方 抜頭、落蹲、貴徳、還城楽
左方 蘭陵王、胡飲酒、蘇莫者、散手等

2人舞
右方 納曽利
左方 青海波、二の舞等

4人舞
右方 延喜楽、狛鉾、八仙、長保楽等
左方 萬歳楽、太平楽、賀殿、輪臺等

6人舞
右方 小鳥蘇、胡徳楽等
左方 春鶯囀 等

●舞の種類
舞には平舞、文舞、走舞、武の舞など、種類により舞い方が変わってきます。

基本的な抽象的な手で舞う平舞、激しい動きで舞う走舞や、武将の格好をして舞う武舞、子供達が舞う童舞があります。

平舞
右方 延喜楽、八仙、長保楽等
左方 萬歳楽、賀殿、青海波等

走舞
右方 納曽利、貴徳、抜頭等
左方 蘇莫者、胡飲酒、蘭陵王等

武の舞
右方 陪臚
左方 太平楽

童舞
右方 胡蝶
左舞 迦陵頻

納曽利とは??

今回天理参考館メロディユーにて上演する『納曽利』とは、右方の舞楽に属するもので、二匹の龍が戯れる姿を舞にした曲と言われております。
2人舞の楽曲です。この曲には1人舞も存在し、1人舞で行う場合は『落蹲』と呼ばれます。


しかし、奈良の方で行われる場合、1人舞の方が『納曽利』、2人舞の方が『落蹲』と呼ばれる所以があります。

今回、奈良県天理市で行われることから、敬意を表し1人舞の『納曽利』を上演します。

納曽利には『童舞』があった??

この納曽利という楽曲には昔、『童舞』があったと言われております。

今回上演する納曽利は1人舞の童舞で上演させていただきます。

舞人はなんと9歳!現在全国を探しても恐らく彼が最年少の納曽利の舞人かと思われます。

舞を覚えたのは6歳で、6歳の時点で神社でデビューしており、今年の2月に9歳になり立ての時にホールでの演奏会の舞台を踏み終えました。

彼は舞だけでなく、舞楽の太鼓、篳篥も演奏可能だとのことです。将来が楽しみな彼と今回、共に舞楽納曽利をお送りいたします。

7月13日(土)12時10分より天理参考館にて

ここまで舞楽の説明をさせていただきました。いかがでしたでしょうか??

雅楽、舞楽に少しでも興味を持っている方、是非7月13日土曜日の昼に天理参考館にお立ち寄りいただけたらと思います。

雅楽、それも舞楽を、無料で観覧することはほとんどできないものかと思います。

だからこそ、この演奏会、是非ご参加いただけると幸いです。お待ちしております。

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